珈琲 穂高
東京都千代田区神田駿河台4-5-3 御茶ノ水穂高ビル
お茶の水駅 聖橋口からすぐの喫茶店。創業62年の老舗だ。
店舗は外装も内装も山小屋風。店名も『穂高』だし木版の看板にも「珈琲と山の音楽 穂高」と書いてある。ただし、「と山の音楽 」の部分は黒くして消してあった。
もともとそのような音楽をかけていたが、ある日お客に「絶対音感があるから音楽無く静かなほうがいい」といわれたことがあり、そういうこともあるのかと思い音楽はやめたとマスターはおっしゃっていた。
禁煙。ぼくは禁煙できていない人なのでチト辛い。
コーヒーを淹れてもらったが、すごくおいしい。びっくりした。いくらでも飲める気がする。
店内壁の写真。前回の東京オリンピックの頃の御茶ノ水だって。
神田川流域の立体マップもあった
深い味わいのあるベルベッドチェア。両サイドがわずかに細くなったしろいカフェテーブル。コーヒー飲みにとってこれはもう極上環境としか言いようがない。
最初、マスターに話しかけずに椅子に座ってコーヒーを味わっていた。
遠くから見るマスターは、いかにも喫茶のマスターの雰囲気、とても渋くて静かに仕事をされている。
でも、30分ほどして名刺を渡し、写真を撮りたいとマスターそして奥様にご挨拶をした。すると満面の笑顔と、僕に対して興味をもってくれたような開放的な表情になり、
それからは予想できなかったほどにありとあらゆる楽しい話を聞かせてくれた。
「珍しい人が来たからいっぱいしゃべっちゃった」と後で笑っていたが、どの話も記憶するのが大変なほどに聞いたことのない話ばかりで、さまざまな珍しい人の名前が登場し、出来事の話だった(ここでは公開しないけど)。
下の写真は敷地内にヘビが出ることがあり(都会なのにいるんだね!)
、その脱皮の抜け殻。この抜け殻ではないが白蛇も出たらしい。
国鉄と喫茶の境界にはレールが使われている。店内カウンターには素晴らしいタイル。
非常に珍しい、かつ貴重な「銅板」で作られた芸術価値の高いものだった。
貼られていないパーツがあった。陶製ではないのでとても軽い。
作者は有名な方なのにぼくは名前を失念してしまった。
コーヒーが旨いと感心して飲んでいたが、マスターが丁寧にピッキングをしているとのこと。これも旨い理由のひとつだろう。
マスターは貴重なものをたくさん見せてくれた。
山関係の本も並んでいる。
てっきりマスターは山男と思っていたけどそうではないようだ。
本棚の下はショーケースみたいになっていて面白いものが並んでいる。
一階が喫茶穂高さん。このビルは 10年ほど前に建て替えた。まだ末永く美味しいコーヒーを提供してくれると思う。
コメント
コメント一覧 (2)
純喫茶ヒッピー
がしました
ホーロー看板は国鉄の列車表示板そのままですね。
〇に飯は飯田町客車区の意味ですし。
純喫茶ヒッピー
がしました