昨日、NHKテレビで佐野元春さんと矢野顕子さんの対談を見ました。

彼女は他のアーチストの曲をカバーすると、まるで別物のようなオリジナリティがついてくるのでいつもびっくりなんですが、対談の中でカバーというのは 自分の風景から見て表現するということ、だと話していました。矢野さんの場合、自由で柔らかくて大きな自分の世界があるから、あそこまで変換できるんですね。矢野さんは本当にナチュラルな天才!だと思います。

あと、矢野さんのテーマ「愛」についてや、歌詞によく登場する「家」というコンセプトについての彼女の解釈の説明もあって、なかなか興味深かったです。
矢野さんから手紙をいただいたことがあるんですが便箋何枚にも渡った厚い手紙にも、愛や宗教観について、やわらかく、ほこほこした表現で書いてあったのを思い出しました。
矢野さんの作り出す 絵本のような 映画のような 小説のような、部屋でつぶやくひとりごとのような世界、これからもますます楽しみです。