(前回つづき)
最後に、「喫茶ダイヤ」について。
店に入ってまず目に飛び込んでくるのは美しいシーリングライトの数々。
当日たまたま北海道内誌の取材でライターさんがお見えになっていて取材を進めていたものの、照明器具については最後まで話題にならなかったので店主さんから補足していましたが、この喫茶の一番の顔とも言える魅力たっぷりのライトだと思います。
昭和な真っ赤なチューリップのプラスチック製シェードのライトと、私はたぶんはじめて見る形の水色のガラス製シェード。
さらに天井に埋め込まれたオレンジに輝くライト。
これらは日々清掃しているため、古いものなのにピカピカでホコリさえありません。
ところで喫茶ダイヤはビリヤード場に併設されています。
ビリヤード・喫茶ダイヤは現在の店主の親御さんが帯広市内の別の場所で昭和36年(1961)に開業、昭和45年(1970)に現在のビルに移転。
コーヒーのほか、フードも多く、周辺には、官公庁やNHK、北海道電力があるため、平日はランチメニューもあります。
年末年始、お盆などをのぞき家族だけでほぼ無休でやっていることに驚いてしまいました。
トーストとコーヒーお願いしますと注文すると、つけ合わせも一緒に届きました。
(つけ合わせの内容は日々変わる)
翌日はメニューは書いていないナポリタン。訪問時たまたま作っていたのでお願いできました。
「味見」というにはボリュームがありましたが、「味見に・・・」と出してくださいました。
このチャーハンは喫茶ダイヤならでは。 油ではなくてバターだけで炒めています。
ビリヤード玉形のライターは本物の玉でつくられています。
たくさんあったようですが、現在はこれだけ。お客さんが気に入ってこっそり持って帰ってしまったのでしょうか。
「よろしかったら」とプレゼントでいただいたキーホルダー(赤をいただきました)
最後に、なによりも魅力なのがお店の方々。
暖炉のように暖かく、しかも恐縮するほど謙虚です。
あまりの居心地の良さに連日行ってしまいました。
またいつか、と強く思っております。
喫茶室の窓から見るビリヤード室。
玉突きの低く心地よい音を聞きながら、コーヒーを楽しんではいかが?