◆純喫茶ヒッピー◆

昭和喫茶の放浪ブログ。NIPPON COFFEE SHOP TOUR

夕張~梅ケ枝通り

私は以前、「江の島」にも近い神奈川県藤沢市羽鳥に住んでいたが、そこに梅ケ枝通りという道があった。
だが今回は、同じ名前の北海道夕張市の飲み屋街の梅ケ枝通りについての掲載。
 
夕張は炭鉱で栄え、廃山とともに退廃した。そして財政破綻
しかし最盛期の夕張本町の繁栄は「それはそれはたいしたもの」だったようで、交代勤務により24時間石炭を採掘していたことから、この繁華街にも24時間人が行き交い、鉱夫たちが「夕張 食うばり 呑むばかり ドカンといったら死ぬばかり」と飲み歩いていたそうだ。
ここは北炭の花町として、割烹や遊郭もあり、芸者もいた。
昭和24年に大きな火災があったが、現在残る建築はおおむねその頃建てたものがまた残っており、昭和そのものの。
今でも高倉健さんがリアルに飲み歩いていそうな雰囲気である。
 
 
数年ぶりにここに来た。
まず、山の上にあった石切り神社がなくなっている。
町で聞くと、撤退したようだ。
以前は神社への階段の手前に半紙で結界が張られており、神秘的なエリアがあったのだが。
長い階段は草木で覆われ、階段横にあった足の悪い人・高齢者向け昇降機(座れるエスカレーターみたいな装置)も見当たらない。
大法寺などは健在だ。
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夕張といえばなんといっても1954年創業、『藤の家』のカレーうどん&そば。
もちろん今回もあのガンガン気合の入った一杯を。
しかし二年前に閉店したことを知らずにいた私は、店主の腰痛悪化による閉店挨拶の張り紙にただただ唖然。たったひとつの飲食店の閉店だが、破たん後もあれほどの行列もできた全国区の人気店がなくなったことは、夕張市にも影響するのではないか。
 
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『藤の家』の魅力はこの建築にもある。
急な坂道に経っているのので梅ケ枝通り側は2階部分に玄関が。
ブルーの屋根が道路に直接伸びている。
 
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店の人に聞くと10年前まではなんとかまだネオンのまぶしさもあったが、いまではごく一部しか営業しておらず寂しい町だ、と話していた。
しかも、現在でも日本で二番目に高い水道料をまた値上げするという。
 
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梅ケ枝通りの廃墟たち。
これは旅館か遊郭か?遊郭にしてはでかすぎる。
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割烹としては最後まで残った美登利。
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個人的に「猫の家」と命名してしまった廃墟。
タイルが美しい家であるが、割れたドアを出入り口にしてネコたちが暮らしている。
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荒廃すさまじいスナック エリート。
 
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こちらもスナックの廃墟。
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坂の上下を結ぶ階段は、映画で高倉健が人を刺したロケ現場だ。
 
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