珈琲だけの店
カフェ・ド・ランブル
東京都中央区銀座8丁目10-15


 
 
 
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ほとんど満員の店内だったが、たまたまカウンターに案内される。
 
一杯の珈琲が客に出されるまでまさに目の前で観察できるため、これは幸運だった。
 
カウンター内のスタッフたちは一秒一秒真剣。
 
一杯のコーヒーを淹れるためにこれほど真剣にやっている店は他にあるだろうか。
 
客は客で技を盗もうとしているし、会話もほとんどせず一口づつ味わっている。私も似たような感じだ。
 
店内にはランブルのすべてを造りあげた創業者のマスター(関口一郎さん)が座っていた。
 
 
 
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頼んだのは1200~1300円くらいの一杯。
値は張るが、あの味はいまでも思い出すことができる。
珈琲はネルドリップで淹れられるが、感心したのは使用しているポット。注ぐお湯の方向と量を非常にコントロールしやすいように見えた。
このポットを脇を締めて体に密着させるように右手で持ち、左手は 挽いたコーヒーを入れた"ろか器"を円を描きながら揺らして、細く細くコントロールされた湯を受け止めはじめる。
湯の温度管理や落とす湯量の変化も見事で、まさに名人芸だった。