◆純喫茶ヒッピー◆

昭和喫茶の放浪ブログ。NIPPON COFFEE SHOP TOUR

純喫茶 パインツリー/静岡県熱海市 ~ テレホン喫茶と角砂糖の思い出

純喫茶 
パインツリー


 
 
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パインツリーは南国の観光地の雰囲気と喫茶店とがブレンドされた感じの店だった。
 
昭和34年の創業当時はテレフォン喫茶 ブラジルという名前だったそうだ。
私も札幌でテレフォン喫茶に通っていたことがある。
テレフォン喫茶とは、ほとんど全席にダイヤルイン式の電話が設置されている喫茶店で、テレフォンというよりはテレホンの響き。
 
喫茶の待ち合わせで相手の予定が変更になった場合、電話機がテーブルにあると便利だったが、私は着信で利用したことはない。
しかし今でも、ススキノ交差点を見下ろす窓辺のテレホン喫茶の席は忘れることができない。店名は忘れてしまったのだが(知人との会話の中で『キングエドワード三世』かもしれないと思っている、いやリチャード三世だったか)。
 
 
私が利用したのはテレホン喫茶流行の後期。ポケベルもケータイも発明されていなかった時代のことだが、テレホン喫茶というスタイルがちょっと減ってきた頃の話だ。
 
昭和の喫茶店を思い出すときに、もうひとつ忘れられない文化がある。
 
それは、女性側の作法というか、コーヒーを前にした場合の暗黙の慣習。
デートなどで喫茶店に寄り、コーヒーを前にすると、女性側が『ふたつでいい?』と聞いてくれる。当時私の周りではブラックコーヒーを飲む風習はなく、必ず真っ白な角砂糖をいれた。数はたいてい二つと決まっていた。
角砂糖をいれるその役割を女性側がおのずとやってくれるのだ。
いま思い出すと、なんとも懐かしい。
 
上に書いたススキノのテレホン喫茶でも、電話機のある窓辺で、「ふたつ?」と聞かれた記憶がある。
 
 
 
 
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