純喫茶
オランダ
大阪府大阪市浪速区難波中2-1-5
自分としては喫茶店をめぐる旅ではないものの、こういうサテンをみかけるとやっぱり一休みしたくなる。
難波・・・というか、ナニワの秋葉原ともいえる日本橋にある自家焙煎の渋い喫茶店。地下鉄御堂筋線から徒歩3分ちょっとぐらいの近さだ。
上に延びた銀色の煙突が自家焙煎であることを感じさせる細く縦長な家屋。
店に入ると30席ほどの店内に数名のお客がいてテレビや新聞を眺めている。
店主と思われるお店のマスターは常連と思われるお客と話していたが、私をみると丁寧な接客でもてなしてくれた。
店の奥には老夫婦。
店主が、あのふたりがこの店の創業者の私の両親ですと話してくれた。
今日はそろそろご帰宅するそうだ。
山田さん夫婦が昭和24年に店をはじめてもう63年。
店内を見渡すと船のマークがある。
オランダ船が来航して西洋文化が入ってきたように、コーヒーをたくさんの人に飲んでほしいという願いを込めた船のマークだった。
四つ足の角度がかっこいいテーブル。
最も喜んでしまったのはこのミルクピッチャー。もう手に入らないという。
コーヒーはスッと飲める程度の焙煎にしてある。
伝票を見て南船場にもあることがわかった。後日行ってみようか。