◆純喫茶ヒッピー◆

昭和喫茶の放浪ブログ。NIPPON COFFEE SHOP TOUR

ビクターのやりすぎラジカセ RC-525

ラジカセ ビクター 
 
Victor RC525


 
 
また、昭和40年代男子向けの記事です、女子にはごめんね。
 
 
1978年頃に発売されたRC525を本格的にクリーニングしてみた。
本体も内部もそうとうな汚れ方だったがそれなりに仕上がった気がする。
また後日、ヘッドの消磁とピンチローラーの清掃をしようと思っている。
 
動作は、カセットもラジオも問題なし。
モノラルなのに良い音なのでしばらくFMを聞いてしまった。
 
 
 
 
さてこの機種は、1970年代独特の、足し算デザインの代表格。
この時代の自転車やラジカセなどは、あれもつけてこれもつけて、
その多機能をデザインでわかるようにしているため、合体ロボ風。
 
 
最大の特徴は、いまやほぼ絶滅した文化である生録(ナマロク)機能。
生録とは当時流行した録音スタイルで、ラジカセやSONYのデンスケなどカセットレコーダーに電池を入れてアウトドアに連れ出す。
ラジカセの場合は単一や単二電池を6個とか8個とか入れることになるから相当な重量となり肩に載せて運んだりしていた。
海では波の音、森では鳥のさえずり、ホームでは電車の音などを録るのが流行っていたが、私の場合は重たいのでそういうことは消極的、
部屋で家族の普段の生活音を録ったり、ビデオもない時代だからテレビに向かい合わせて置きアイドルの歌を録っていたと思う。
テープから聞こえる自分の声は、自分の声じゃないみたいで変な感覚。
私よりもっと大きな人たち、つまり中~高校生以上は、ギター弾語りをラジカセで生録していたようだ。小学生のガキな私はたて笛くらいしかできないしね。
 
 
 
このRC525って機械は、そういう生録派にはまさに最高の一台だった。
なんせ、下の写真のようにマイクが凄い。不要なほど凄い。
本体内蔵のマイクがあるのに、ビューンと伸びるガマの穂のような「ズームシューターマイク」がついている。
マイクは伸びるが、ワイヤレスではないから中途半端、便利そうでそうでもなく。
でも消費者へのインパクトは大きかった。
東芝アクタスパラボラ(RT-2800)ほどではなかったかもしれないが。
アクタスパラボラはウルトラ警備隊基地のようなラジカセ、あれもやりすぎだ。
 
 
 
でも、モノラルラジカセの癖にこのこだわり様は、まさに時代を感じさせる。
男子は本来こういうスイッチをいじるのが好きなもの。
スイッチを切り替える感触や音、とてもアナログな感覚だが、スマートフォンのタッチパネルでは味わえない安心感・満足感があるんだ。
スマートフォンて、1970年代の人がみたらドラえもんの未来の道具そのもので、
ラジカセなんか足元にも及ばない小型&多機能だが、
私がちょっと物足りなく感じるのはスイッチによるガチャガチャな操作があんまりないからかもしれない。
飛行機のパイロットが男子の夢の職業(それとプロ野球選手)だった40年前。
ラジカセやフラッシャー自転車は、手軽に飛行機のコクピットの操作感覚を味わえる代変手段、ヒーローになれるなオモチャだった。
 
 
 
 
 
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