(前の記事の続き)
 
 
 
 
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もうこの時点で、マスターは血圧測定モードを脱し完全に覚醒しております。
自発的にこれまでの発明品をどんどん紹介してくれる。
さっきのまったりしてたおじちゃんとは別人のよう。
作るって素晴らしい、生きるって素晴らしいってことを輝く笑顔と充実の表情で表現してくださっている。
 
 
「これ動きますよ。」
そういうと、ヘンテコな形の大がかりなスイッチをON。
 
 
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するとグラサンロボの首が回転し、胴体を左右に揺らしながら両腕を振った。
かなりの音量とともにカコカコカコカコカコカコと動いた。
「ダンス~ダンス~、ハイッハイッハイッ。こっち向いて、ハイ、タンタタンタタンタタンタ♪」
マスター、テンションあがってる!!
カコカコなロボは相当な迫力。
私は素直に感じました、これはかっこいいと。
 
 
 
次。
マスター題して「飛べない蝶々」。
これも文章での表現に苦闘しますが、リカちゃんモドキのような人形に蝶々の羽がつけられていて、
リモコンで羽ばたくのだけど、飛べない。飛べない蝶々。
 
 
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次。
カメラの三脚からいくつもの針金がいろんな方向に固定されてて、それぞれの針金には蝶々が貫通している。
蝶々は固定されてなくて、針金に刺さったままスルスルと動けるようになってる
そこでヘンテコな形のスイッチをON。
するとモーターが稼動し、針金が予想できない方向で動き出し、蝶々がカサカサカサカサと滑り動く。
 
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さて。みなさん私についてきてますか?
そういう私も最初からいっぱいいっぱいだけど。
はい次。
カポネオっていいます。
マスターの発明した複合楽器で、15センチぐらいのクリオネの形の板にカスタネットとシンバルがついてて、
叩くとカポカポシャンシャン鳴りますが、笛のように吹けるようになってて、口腔内の変化で音が変わりる。
 
一粒で何度かおいしいこの楽器が全国の小学校で使われたら、先生(人格の高さにもう「おじちゃん」とは呼べません)もうかりますねって思った。
実際に量産化の動きもあったのだとか。
先生の指先が生き物のように(指先は生き物ですが)動き、カポネオを弾き、軽快なリズムが響く店内を グラサンロボは静かに見ている。シュール。
師匠(先生を超えてます)はさらにカポネオを口に当てながらニワトリの鳴き声を発声。
興奮のつるぼなんですから、私は。
習ってやってみますが、師匠のようにはいかない。
そういえば、テーブルに置かれていた大きな「クリオネ」の絵。
 
クリオネとカポネオ。言葉の響きが似ている。
するってーと、と勘繰っているとやはり師匠はクリオネの形から「カポネオ」と名づけたとおっしゃっていました。
 
カポネオのとなりにはテリー○いとうさんの「あぁ・・・」な人形もあった。
 
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さらには、テーブルの上になんだか気になる歌詞を書いた紙が。
「尾っぽちゃん」って書いてある。
 
 
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「尾っぽちゃん」。なんて可愛い雰囲気。なんたって、「尾っぽ」に「ちゃん」がついている。
♪お花畑で昼寝する可愛いパンダのピクニック
♪夢を見たのか驚いて 時々尾っぽでこんにちは
これが一番。
六番まである師匠自作の曲であった。
すると師匠はラジカセの再生スイッチをON。
「尾っぽちゃん」のカラオケが流れる。
カポネオ鳴らしながら歌ってくれた。
あまりに感動していると「尾っぽちゃん」の歌詞カードを我々にプレゼントしてくれた。
つづいて「聖徳太子様」というオリジナルソングをご披露いただき感極まる。
 
 
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そして気がつくと、今度は師匠が赤く大きな弦楽器を持って凛々しくスタンバってて、ジュワ~ンと特殊ギターの音がアンプから店内に響く。
グラサンロボは静かに見ている。
これも仙人が(夢の中に聖徳太子が出てきてお告げを受けたとのことですから師匠の域を超えてます)手作りされた18弦フレットレスギター、その名も「サンゴーン」。
これは想像だけど、仙人は南方の島の出身だとのことなので、珊瑚=サンゴーンなのではないかと。
当時はプロミュージシャンやってて、「小川宏ショー」にも出てたり、歌手の三沢あけみさんにも曲を提供してたんです(スタジオ写真&1967年発売のレコード「思い出の珊瑚島」見せてくれました)。
 
 
 
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