喫茶
いまあさ
東京都港区東新橋1-1-21 今朝ビル地下
ずっと行きたいと思っていた「喫茶いまあさ」さんに先日ようやく行くことができた。
新橋駅から銀座方面徒歩1分。ヤクルトホール隣にある喫茶店。
ビルに入ると、階段付近の看板の絵にだれもが目を奪われるだろう、すばらしくアートフルな絵柄が登場する。
マスターに尋ねると、友人のデザイナーが製作してくれたものとのことだったが、
これはなかなか巡り合えない秀作なのでは。
いただいたマッチもこのパターンで、個人的にはこの模様をシャツやシールにしたいくらい気に入ってしまった。
さて、階段を降り、飴いろのガラスドアを開けるとこれまたグググと引き込まれる空間が登場する。
天井のライティングにツルツルと輝くチェア。コトブキ社のものだという。
アイボリーのチェアには青い座布団が載せられている。偶然か意図的かわからないが、この青はさきほどの看板の色合いに似ているかもしれない。
ふと見渡せば、壁画のような大きな絵がある。
感心してしばらく眺めていると、「ここに通っていた美大の学生が○○を模して描いたんです」とマスターが説明してくれた。
○○は外国の画家の名前だと思うのだが、うまく聞き取れなかった。
知人に聞くとビアズリーではないかと言うので、あとで調べるとなるほどそっくり。
それにしたって、このレベルはさすが美大というか、たいした出来なので、一見の価値あり。
ところでマスターに尋ねるとこの店の母体は、創業が明治13年という「スキヤキ屋」とのことだ。
店を出たあと振り返ると、「今朝」というスキヤキ屋がこのビル二階に見えた。もしかしたら、このスキヤキ屋の店内も素敵なんだろうかと少しわくわくしながら次のスケジュールに向かった。