◆純喫茶ヒッピー◆

昭和喫茶の放浪ブログ。NIPPON COFFEE SHOP TOUR

ランプ城/北海道室蘭市

ランプ城
北海道室蘭市栄町1-127-3

 
 
 
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ひとつの喫茶に行くために5千円の電車賃と半日以上の時間を費やすことは、特別なことでもない性分
だって喫茶店は私にとって『神様』なんで。
どの店が神様というものではなく、全体的な存在が神様。
素敵な昭和喫茶がまだまだあると思うと、病気になったり生活に暗雲がたちこめても、ワクワクしてちょっとがんばれる。
だから喫茶店は神様みたいなもんだ、っていろんな機会に言い続けてきた。
そんなわけで交通費を貯めては時間があれば神様の懐へ。
 
 
 
 
昨日、9月3日(月)は札幌で32度とまだ暑いので、予報だと雨になっている室蘭市に一人向かった。
室蘭や苫小牧って、海霧が発生し、夏でもあまり暑くならないから避暑にもなるだろう。
なぜ室蘭かといえば、無性に行きたくなったんだ、あの崖の上の喫茶に。
ここは地元の人でさえ知らない人が多く、こういうふうにネットや雑誌で露出されない限り北海道以外の人は知る術はまずないだろう。
伝説的な、神秘的なものも感じる秘境喫茶。
 
 
 
 
朝10時、JRの札幌駅まで行って、往復割引切符「Sきっぷ」を購入。札幌→室蘭で4600円。
スーパー北斗という速い電車は、以前住んでいた苫小牧のマンションを左の窓からの景色から一瞬で消し去って函館に向かうが、私は東室蘭で下車。
電車は自由席が少なく、ここまで約90分は座ることはできなかった。
 
東室蘭からは室蘭行き普通電車に乗り換え。
 
正午過ぎ、室蘭駅改札を出て、駅を背にしてひたすら海のほうへ長い坂道を歩くと、上り坂のせいか思ってたより暑い。
やがて市営住宅団地群が見え始めると、歩いてきた道のどんけつに、崖の上に向かって細い草の道が一本延びている。
 
 
 
場所は追直(おいなおし)漁港にある天狗の鼻のような形の高台、『ランプ城』に到着した。崖の上の喫茶と書いたが、ほんとうに崖っぷちにある。
ここを私なりに一言で表現すると、詩的に退廃した美しい喫茶だ。
 
 
二時間と長居してしまった。
私は、喫茶ファンで○○を知らないとモグリ、という表現は好まないが、
ランプ城に行ったことのない昭和喫茶ファンは可愛そうにさえ感じてしまう。
ここは崖の上という立地と個性的な店内の物珍しさに訪れるお客もいる。
けれど、それでいいので、多くの人にママさんのお人柄と、お店の詩的な美しさ(綺麗という意味ではなく)を感じて欲しい。住所を載せておきます、興味ある方は行ってみてください。
 
 
ところで、帰り道はわざわざマイカーで駅まで送ってくださった。
思いがけないことで、ランプ号は大変にありがたかった。
またクラシックレコード聴きに行きます、昨日のベルリンフィルはとても良かった、ありがとう。
 
 
 
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喫茶の写真をとるときはいつもこの店が最も慎重になる。