TEA ROOM 
石川県小松市飴屋町

 


(前回のつづき)


 

 
喫茶泉は昭和41年に開店。
店主は10数年前に他界したが、自分の世界のある人だったとママは話してくれた。
北海道大学医学部を出たのに喫茶店業をやっているのはあの人だけ、ほら、と
卒業生一覧の分厚い本を見せてくれた。たしかに、卒業生のほとんどが医者になっているが、「喫茶」と書いてある。
ちょっと変わったタイプで人付き合いは苦手、でもあなた(ヒッピーのこと)は造形に興味があるようだから話が合うかもしれない。
家のあっちこっちで絵を描いていたのよ。
 
私が初めて入った喫茶はどこかの温泉地だったと思うけど、コーヒーなんて贅沢なもの飲んだことなかったから飲み方がわからなくてスプーンですくって飲むものかと思ったのよ。ソフトクリームだって食べ方がわからなかった。
カラーテレビが『天然色テレビ』と呼ばれていた頃の話。
ママさんはいろいろと話してくれた。
 
 
 
ママは、別に喫茶店をやりたいのではなく、主人が残したのでいつの間にか続けちゃってるのよと話すが、一人で毎日立ち続けて常連さんも多いのだから、喫茶のリッパな店主ですよ。
 
 
 
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カップとマッチは帰り際にプレゼントしてくれた
 
 
 
 
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バイクの部品で作ったオブジェ
 
 
 
 
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天井には古い年代の英字新聞が大量に貼られている。もちろん、マスターによるもの。
 
 
 
 
 
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絵はすべてマスター作。
有名な絵を模写したり、オリジナルの物を描いたり。
 
 
 
 
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誕生日にもらったという綺麗な造花。
 
 
 
 
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バーで使われていた「アラジン」の貴重なオイルランプ。40年も前にもらったもの。
 
 
 
 
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ボーリング場で使われていた木材。
 
 
 
 
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レンガちっくな床の絵。
 
 
 
 
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以前使っていた暖炉。床の石材はマスターが石切り場まで行って運んで来たもの
 
 
 
 
 
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