水谷商店 (北海道愛別町愛山)
この写真は2011年の6月ですが、毎年幾度も行っている超お気に入り商店。
所在地は北海道愛別町ですが、そのなかでも「あんたろま」という林業で栄えた素敵なエリアにあります(町はとても小さいので店はすぐわかります)。
JRあんたろま駅からも徒歩数分。
私はここで文房具、菓子、衣料類や雑貨を買って、ママさんとお話しするのが大きな楽しみなのです。
昭和11年に出来たというこのような昭和風情の商店をまだ実際に利用できるということがすごく嬉しい。
壁のポスター類、什器は、時が平成だということを忘れされるほど。
ただ、店主の水谷さんは「昔は馬車が走っていて、材木で賑わってたのに、いつ店をやめてもいいくらいお客は来ないしね。人が減って、老人ばかり残ってね。」
たしかに、店頭に並んだ雑貨や文房具、子供用品などはいつからの売れ残りかわからない雰囲気のものもみかけたりするが、それがまた宝探しのようにわくわくしてしまう。
店に入ると、居間と店舗の間に小上がりがあって、水谷さんはここで椅子に座っていろんな話を聞かせてくれる。やさしい口調はそれがまるで紙芝居のようでおもしろい。
また来ますねと言って会計を済ますと、茶の間で作ったというポケットティッシュを入れるための袋をプレゼントしてくれた。
あんたろままで行っても営業していないこともあるし、お子さんに会いにバス停に向かう店主を道路でみかけたこともあり、入れないことも多くなってきた気もするけど、
それでもまだ続けて欲しいと思う水谷商店さんなのです。