軽食・喫茶
とも
北海道札幌市中央区北5条西14丁目 第一衣料のビル地下
2013.12.20の様子

昨日に続きハトヤホテルをup予定でしたが、急きょ『とも』さんの閉店が判明したため、こっちを掲載します。
今日が最終日ということがわかり、訪問しました。
そっかー、今年は入院で休みとかあったから心配してたんだけど、
遂にXデーが来ちゃったかー。さびしいなー。
とはいえ、マスターは変わらず淡々と仕事をこなしています。
咥え煙草で料理を運び、「何にする?」「オウ」など、昭和の男気あふれる
接客。嫌みのない人間味が滲み出てるから、お客はこの接客が嬉しいのです。
北海道の喫茶のマスターも函館の『モーリ』や稚内の『挽香』、札幌の『わらび』など魅力的な人は多いけど、『とも』は個人的に断トツ№1に好きだっただけにさびしいです。
大相撲の装飾に囲まれながら、カツカレーを食べます。
まわりの常連さんたちも名残りおしそうにお昼のひとときを過ごしています。
12:30、二人組のお客が来店。(もう定食の材料がなくなったので)「ないよ」。
「(閉店の日にストックの材料を使い果たし)上手いもんだな」。
「もうコーヒーもない」。
あれ、もう一人来店。
「一人? 一人分なら野菜炒めならできるよ」
「これでほんとに終わりだ」
咥え煙草を灰皿に置き、調理室に入るマスター。
私はたかだか一年半の利用客だったけど、私の喫茶人生の思い出の店になりました。長い間御苦労さまでした。
時々変わる筆文字のポスターも微笑ましかった。
ありがとうございました。




カツカレー+コーヒーで500円の、倍返しのおもてなし。


オシボリ保温器の上にはいつものようにHOPEから煙がでています。
調理の合間に一服し、咥え煙草でコーヒーを淹れる渋さ。