King of Kings
大阪府大阪市北区梅田1-3-1 大阪駅前第一ビル地下
大阪万博の翌年に開業したKing of Kings。 まずはモノクロで撮影。
カラー写真。
相変わらずここだけの世界。
King of Kingsは日本を代表するラウンジ、サロンと思います。
サラッとしていますがとっても美しい間接照明
カウンター
木製のボトルキープ棚にはオールドパーがびっしり。
縁起の悪い番号は欠番になっており、3の次は5になっています。
カウンターにある巨大な換気装置。
グレーの仕切り板は敢えて分割されランダムに配置。
これはKing of Kingsでぼくがもっとも気に入っている部分のひとつです。
固定部分が照明装置付きになっていて、ものすごくお洒落。
丸みを帯びたドアが連続した光景も圧巻。
スチールパーテーション。
これもさきほどのグレーの仕切り同様、完全に仕切るのではなく、「なんとなく仕切る」のが役割です。
パイプの先端部分は電球で点灯。
ママさんの話だと天井は「空」をあらわしているとのことです。
ペイントされているのではなく、絨毯素材であることが設計者がいかに優れた人だったのかを想像できます。
天井を絨毯にすると空間全体の音が落ち着くので、お客様同士の会話がしやすくなります。
教会をイメージしたステンドグラスタイルアート。巨大な作品。
色交互に配置された低めのラウンジチェア。 大きな丸テーブルもツボです。
カウンター席で。
このように換気装置までもデザインされています。
ママさんはだいたいこのポジションでお客様のおもてなしのきっかけをつかみます。
腕を載せやすい形状のカウンター。
チェアはラウンドチェアと統一感があります。端のドアも可愛いね。
King of Kingsを撮るにはここが最高のポイントと思っています。
美しすぎて言葉もみつかりません。
素材感、奥行き感、色彩感、このスキマは尋常ではない。
カウンター席から眺めるこの風景はほんとうに美しいです。
はいざら。
たまりません。
曲面の壁に映ったステンドクラスの虹色の影。
ステンドグラスとステンドグラスの間はこのようにv字ガラスで連結。
ここの設計者の才能は恐ろしいほどの感性ですね。尊敬。
看板。fの字は浮き出しが取れてしまっていますね。
ステンドグラス下部には作者のサインと思われる部分が。
最下部の「ゆ」のようなタイルもサインでしょうか。
ちなみに、設計された先生はいまもお元気とのことです。
このアングルも好きで以前も撮りました。
店全体が芸術領域のKing of Kingsのレポートでした。