ミヤタ サリージュニア24
「サイクルスポーツ」という自転車専門誌の2013年7月号のフラッシャー自転車特集に掲載されたミヤタ自転車のサリージュニア24。
その名のとおり24インチ専用の車体です。
誌面に「洗練の極み」と表示されているとおり、都会的にデザインされたフラッシャー自転車で、
車体前後ともにフラッシャー装置が標準装備されていますが、最盛期の超大型フラッシャー装置と比べるとムダのないスマートな設計。
レアな車種だし好きですね。

ヘッドライトはフラッシャー一体型でカッコイイ。

この車種、自転車屋さんからこの夏に購入できました。
上記の雑誌記事と違う点はディスクブレーキではない点と、フロントキャリアの形状でしょうか。
しかし、納屋に長期保管された未使用車なんだけど、ご覧のとおり残念なコンディション。 サビと汚れが多すぎ。
可哀想・・・・
可哀想と思い、磨き始めました。
before
はるばる遠い町の自転車屋さんに取りに行き、家に到着しておろした状態。
「これで磨きなよ」と布もくれました(ビニール袋)。
サビてるけどもともとカッコイイと思う。














after
そしてレストア開始。
何本ものピカールやサビ落とし、ブラシ類を買ってきて、腕や顔などこきたなくなるくらい磨き、
工具で指はさんで出血もしたりしてモ~大変だったけど、当初の予定以上に良い状態になったかも。
あ・・・でも置き場所がないぞ (汗。
全体像


自分で分解できるところは分解して磨きました

おしり


写真のように、細かく見たらそりゃサビはまだ残ってるけど、基本的に35年前(1980年)の自転車。なかなかきれいになったと思います。
でも経年変化も味ですよね。



ダイナモは新品に交換、ライト点灯確認。

カギは塗装がちょっとはげているので新品に替えようとも思ったけど
ミヤタロゴつきのオリジナルだからこのまんま残置。

ハンドルグリップにもミヤタの文字が。

写真のようにシフトレバーの右側のフタが欠損していましたが
コンディションは良いです。

カッコイイなー

トップチューブのサビ。これ以上除去できなかったけど、
もっと時間かければこういう部分も直せるかも。



こんな感じ。

チェーンカバーは最もひどいサビで、一生懸命やったけどこれが限界だった。でも十分きれいでしょ?


全体的に、ボルト、ネジ、ナットは20か所以上新品交換。
ペダルも交換。



後部キャリアのサイドステーは新品に交換(代用品)。サイズピッタリだった。
キャリアの清掃はとりあえずこれが限界。
サビというよりメッキが一部落ちています。
ピカピカもいいけど、なんだかビンテージ感があるのでこのままでよいな。
汚いと感じるか、味と感じるかは個人の感覚次第ですね。



フラッシャー中央のミヤタロゴはやや薄くなっています。


ここの部分に小さなヒビあり。

フラッシャー電池室。まだサビがあります。
時間かければもっと取れるはずだけど、とりあえず今回はもう疲れた。




気持ち良さそう。
よかったねー、サリーくん。
200mほどテスト走行したけど使用に問題なしです。
ブレーキゴムとリムとの隙間の調整は必要。
ジュニアスポーツはいつも26インチに乗ってますが、24インチも難なく漕げました。

ところで、フラッシャーは音も光も作動しなかったけど、配線などいろいろと点検・オリジナルの新品電球に交換して修復。
音の立ちあがりなどたまにキリッとせず「ご愛嬌」のような感じになることもあったけど、現在は安定しています。
あと、電池と電極が接触悪いときは鳴らなくなることがあったけど、電池室のふたあけて、電池をグリグリ動かしてやるとあっさり治る。電極のサビのせいなのでちゃんと磨けば問題なしでしょう(まだまだサビあるもんな)。
ヘタな動画だけど左右前後のフラッシャー動作っす。