◆純喫茶ヒッピー◆

昭和喫茶の放浪ブログ。NIPPON COFFEE SHOP TOUR

炭鉱(ヤマ)の喫茶 珈琲坂/北海道釧路市

炭鉱の喫茶 珈琲
北海道釧路市桜ヶ岡1-12-40

 
 約三年ぶりの桜ケ岡。
釧路中心部からけっこう離れたエリアなんだけど、賑やかさは健在。
茶店も数店ありますね。
ここが栄えているのは理由があります。
その背景は喫茶店で伺うことができました。
 
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赤いテントの珈琲坂さんは、マスターはもと炭鉱マンという全国でも貴重な喫茶店
坑内・坑外炭鉱の経験者なんです。
店の入り口には坑内で使用されていたヘルメットや靴、採掘道具などが展示されていて、入口と室内のドアには帯電防止のドアがあったりします。
 
 
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コーヒーで一服のため二度目の訪問ですが、室内では石炭のルンペンストーブが現役で活躍していました。
ストーブの中を蓋の隙間からのぞくと、石炭が真っ赤に燃えています。
 
「炭鉱」という言葉はすでに過去のものと思われがちで、とくに詳しくない僕もそう思っていましたが、マスターのお話だと実は釧路は炭鉱がまだ現役で、日本の唯一の坑内掘石が今も行われているそうです。
現在は釧路コールマインという会社が閉山した太平洋炭礦を縮小の上、引継いでいるそうです。
ただ、石炭の需要も激減している現在、従業員の待遇は良くないようです。
労働組合もないようですし。
炭鉱と言えば「キツイ男の仕事」「危険な仕事」のイメージですが、その分「カネになる」仕事だったと思います。実際、釧路中心部から遠いこの地区が銀行やディーラーなどでまだ賑やかなのも、ヤマで得たお金があるからです。
しかしたとえば10年後、高齢者となった元炭鉱マンたちが減っていくと、この桜ヶ岡が衰退していく可能性はあると思います。
 
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マスターは非常に優しく落ち着いた口調で当時の様子を語ってくれます。
札幌育ちの僕にとっては炭鉱といえば、空知や夕張の印象が強いんですが、
釧路の当時の炭鉱の様子をわかりやすく説明をしていただき、しかもまだ坑内掘りが行われていると聞き、非常に感銘しました。
以前、元炭鉱マン(軍艦島出身)の話を長崎で伺ったことはありますが、珈琲坂さんでは「石炭灰コーヒーカップで珈琲を飲みながら」「炭鉱ラーメンを食べながら」気軽にリアルなお話しを聞けます。非常に貴重な存在だと思うので永くご活躍いただきたいと心から思います。
 
 
 
マスターも生産地がわからないというエスビー社の4つ足ルンペンストーブ。鹿のマークとSBの名板が特徴的。ネット検索ではわからなかったので、どなたかわかる方がいたら教えてください。
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