純喫茶   BENZ 103(とみ)
茨城県水戸市泉町2-2-16

 
 
 
今日は富という喫茶店を発見。というか電話帳でチェックしてた店だけど、たしかここ「昭和スポット巡り」で見たことある店です。
 
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 これだけベンツを前面に出している喫茶店も珍しいです。
ディーラー並みです。
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室内にはタテ目ベンツがありますね。渋いなぁ・・・。 
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とにかくベンツ一貫! 
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ドアガラスが時代を感じさせる逸品です
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ドアノブまでマークが。この店、どんなマスター、歴史があるんだろう。 
ただのベンツマニアではなく「昔ディーラーやってた級の歴史」があるようにおもえてなりません。
 
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店に入るとママさんと常連さん。コーヒーを頼んでいただきます。
しばらくするとママさんから話しかけてくださり、いろいろと歴史も教えてもらいました。
そして天井までベンツ仕様でびっくり。ママさんも見上げます。
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 一階のほぼ全貌です。半円状のカウンター、すばらしい。
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 カウンターとチェアの足まわりも完璧です。
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 オリジナルカップ
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 灰皿まで・・・。これカッコイイね。
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 二階もご覧になってとのことだったのでぜひぜひ、と上がります。
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イベントやサークル活動にも良さそうなスペースでした。
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 フロントグリルとユニークなブラケット。
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純製ホイールだ・・・ 
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 車庫内。これぞまさにベンツ!本物中の本物です。
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ぼくには縁のない高級品にうっとり・・・。
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 お聞きしたところによると、オーナーは11年前に亡くなったようです。
このオーナーが話を聞けば聞くほどにすごい方で、地元の高校を卒業後、すぐに遠方の大阪で就職(当時は少数派)、帰郷後は精米機などの機械・工具・バイク販売→水戸市南町で喫茶店 富(昭和62年閉店)→現在の泉町でも喫茶店作って、しばらくの間はふたつの喫茶を平行して営業。
泉町二丁目ではステーキ店「富勝」もやっていました。
さらには剣道の指導、陶芸にも秀でていたというからエネルギーにひたすら脱帽してしまいます。メモをとるのも大変な歴史でした。
 
土信田商会という会社は現在の喫茶富の場所に昭和23年に創業し、茨城県内で最初にバイクを販売したんだそうです。当時は極めて高価だった車種を扱っていたそうで、仕入れの度に写真撮影会をしたり、東京に仕入れに行ってそのまま乗って帰ってきたり、まさに創業者にふさわしくバイタリティと「こだわり」、自由で型破りな発想の持ち主だったようです。
 
 
なるほど、いま自分がいるこの空間のこだわりは、そんなオーナーの哲学のひとつなんだなと感心してコーヒーを飲み干しました。
楽しかったけどそろそろ店を出ましょう、さようなら喫茶ベンツ。
 

 
 
 
さて、店を出てちょっと歩くといきなりこんな塀が。
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