かつて帯広駅前にあった喫茶店「さんのう」。
マスターは貧乏旅行をしている若者に無料宿泊テント「カニの家」も提供していた。
そのときのことを記した過去記事はこちらにあります。
喫茶店は駅前の再開発でとっくのとうに無くなってしまったが、マスターは現在「昭和ナツカシ館」という施設を営業していることがわかった。
これがその昭和レトロ施設。

館内には当時の喫茶のマッチもありました。

裏面

そして意外な展開が。
参納(さんのう)さんと色々雑談していたら、近年はよくバリ島に行かれるとのこと。
バリといえば、おおげさに書くとぼくの第二の故郷。
さらにさんのうさんは口琴「ゲンゴン」にはまっているという。
口琴はぼくの研究材料のひとつでもあるので、当然話が盛り上がった。
それにしても、大昔に世話になった喫茶のマスターが、よりによって口琴好きだなんて、
縁を感じずにはいられないね。
さてゲンゴンはインドネシアのバリやロンボク島にある口琴の一種で、
音色が蛙の鳴き声に似ていることから「ゲンゴン(蛙の鳴き声のこと)」と呼ばれています。フロッグダンスとともに演奏されます。
竹のように見えるけど本来の材質はヤシの葉軸を乾燥させ燻したものから手作りされています。
下のゲンゴンはマスターが現地で入手したもの。
持ちやすいように布が付けられていますね。

写真にはムックリも写っていますヨ。

帰りは帯広駅まで車で送ってくださいました。
別れた後、ひとりで豚丼を食べているとき参納さんから「また遊ぼうね」と着信。再会が楽しみです。
