室蘭市は鉄鋼で栄えたのですが、衰退がどんどん進行していると言わざるを得ません。
これは函館、釧路・・・いやほぼ日本中といっていいほど、
街の中心が駅前から国道沿いにシフトしたことと、ネットと大型スーパーの台頭で街のローカルな中小企業・個人商店は生業として成立できず、建物老朽・店主高齢化ではあるものの息子など後継ぎがいても家業を継げない状況にあるからなのですが、
当時栄えた街がこのまま廃墟化していくのをぼくたちは受け入れて見ていくしかないのでしょう。今後、たとえば「戦後」のような革命的なデフォルトが全国的に起きない限り、現在の街並みは、高齢者は亡くなり、若い人も街を出るので人口も減り続け、コストのかかる建物の修復もできず、ますますシャッター化が進みます。
室蘭でいえば、特急電車の停まる「東室蘭駅」エリアでさえ過疎化が進んでいますが、本来の室蘭である「室蘭駅」エリアの街並みの衰退は大きく、このブログでも幾度も街並みの写真を掲載してきました。
・・・とまぁ、衰退を憂いてもいるのは事実ですが、反面、私は「劣化していくものたち」が好きな趣向がありますので、このような寂れた風景には寂しさと同時に美しさを強く感じるのです。
以下の二か所の交差点は個人的にも思い入れがありますが、室蘭市民にとって昼、夜の中心的な交差点です。
ここは飲み屋も近く夜の交差点のイメージ。写真は昼間ですが。

銀行や商店街の交差点。昼の交差点のイメージ。写真は
夜ですが。
夜ですが。

室蘭のトレードマークのイルカの砂入れ。背後にはかっこいい建物のメガネ屋。

地下外ランランタウン。昔はさぞ賑わっていたことだろう。


こういうテントの店は少なくなった






引き戸のガラスに手書きで「安いカメラ テレビ」の文字が。
以前は家電店だったのだろうか。


多田薬局。

室蘭民報本社。シンメトリーな階段。

室蘭訪問時には最も多く泊っているホテル。
室蘭プリンス。




浜町ビルギンヤシャンテ


下の写真は2012年に撮ったときの様子






2010年の様子。いまも営業しているのかな。

素敵なメガネ看板のある廃ビル。 定点観測中



室蘭コア。





スナック ロータリー




2012年の様子



2011年のとき。隣の白い塀はなかったんだね。


スナックメーテル

チヨ美容室入口

せっかくなので、これまでブログに掲載してきた写真から一部のみ再度掲載します。
全部だと何百枚になるかもなので。
いまはなき長崎屋。
ここの歩道橋は複雑かつ私が見てきた中では北海道で一番大規模です。

千歳歩道橋

室蘭といえばサッカーも有名。ガスタンクも。

毒まんじゅうが売っている地球岬。
電話ボックスが地球。この電話ボックスは日本でもここだけと思います。

商店街の看板が雰囲気あります

拓銀でしたっけ?

そのカナモノ装飾

この建物もすごいんです

チヨの近くの集合住宅。年季がすごい。

室蘭コアの真横にあった個人医院。今は更地。

この床屋も廃業しました


多田薬局はこの記事の上方にも今年の写真があります


個性的な歩道橋


近年ようやく「工場夜景」という価値観がでてきたので安心?しましたが
JX日鉱日石エネルギーのこの景色が大好きで昭和61年頃から注目していました。
最近は観光ツアーが人気らしいです。

ついに廃校してしまった絵鞆小学校


絵鞆団地

崎守駅

崎守駅のふもとで

市立室蘭水族館

測量山


最上階に飲食スペースがあった天谷コーポ。

白鳥団地

武揚小も廃校となった

武揚小のグラウンド

次に東室蘭エリア

現ドンキホーテ。建造物としてなかなか面白い。


新世界

新世界近くのスナックビル

国内有数のすごい団地がある







次に輪西地区。
歴史のある自転車屋だったが。

スナック バッカスもいまは無い


シャッターが崩れ内部が露出した廃パチンコ屋

次に白老登別方面へ
こちらは大昭和製紙の団地の一部と給水塔


かに太郎はもっとも好きな現役食堂。


北吉原駅。大昭和製紙の企業駅だ。

白老町萩野の老朽化した歩道橋

以上、個人撮影の室蘭街並み特集でした。