汚れた英雄

 
 
小説(大藪春彦氏/1969年)を原作として角川が1982年に映画化した作品です。
今回久しぶりに見ました。
当時は公開とともにデートか何かで映画館に見に行き、映画館を出るときには頭の中ではローズマリー・バトラーという歌手による主題歌がエンドレスで駆け巡り、
自分がまるで主人公(草刈正雄氏)になったような錯覚のまま狸小路を歩いていたような気がします。
この映画は基本的に二輪レーサーの物語なんですが、四輪もちらちら登場します。
 
まずはこれ。ポルシェ928です。
スーパーカーの割にカエルのような顔と大きなお尻が特徴的で、たしか時速数十キロ(20-30km?)で衝突してもドライバーにダメージはないパンパーとか、リトラクブルとは違うポップアップ式のフロントライト(ランボルギーニミウラのライトよりしっかり起き上がるタイプ)が特徴的でした。
 
 
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なんといってもカッコイイシーンはここだと思います。
主人公の北野アキオの愛車がBMWのアルピナなんすよ。
このシーンは愛人?恋人?(←モテるんで何人もいる)を迎えに行ったときのもの。
丸目4灯のライトは最も精悍な顔で一番好きっす。
この頃、BMWはぼくらの間では「ベームベー」とか「ベンベ」って呼んでいました。
 
 
あと、草刈正雄はほんとにかっこいいですね。今もかっこいいしね。
 
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これはライバルのひとり勝野洋氏との2ショット。
現実離れした出来すぎショットです。
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大企業の女性経営者をくどく場面ですが、あなたはこんなセリフ言ったこと(言われたこと)あります!?
「きみのハートを盗みにきた」
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また別のシーンでは、誕生日かなにかの日にバラを送るんですが、
最初「お花が届いておりますがどうしましょう」みたいなことを部下から聞かれ、
「ここにもってきて」と答えると、最終的にこんな大量の花が運び込まれました。
ほんとにキザなプレイボーイですが、草刈正雄なら仕方ないですね。
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背景の管制塔が気に入ってます。
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気になる方は「汚れた英雄」を見てくださいね。
それでは。