COFFEE & MUSIC
ウィーン
北海道札幌市中央区南2条西7丁目
昨日(12月14日)も札幌市を喫茶巡回。
その途中、最近、閉店を正式に発表した名曲喫茶にも寄った。
戦後の商店街の雰囲気のような屋根で覆われる狸小路七丁目、
ウィーンさんが見えてきた。

あと二週間で営業を終える。ここにはいったい何度来ただろう。

ウィーンの閉店は、狸小路から昭和の古くから続いている喫茶店が消えると同時に、北海道から名曲喫茶がついに消滅することを意味する。

かつての撞球、平和ビリヤードのテントはまだ残っているが・・・

ウィーンは鉄骨のみ残っている

閉店の新聞記事をみたのだろうか、外観写真だけを撮っていく人もいた

入口の魅力のひとつであるガラスブロック

マスターの横山さんはほんとうによく頑張った。
北海道で名曲喫茶を58年間守り抜いたんだ。
ぼくも30年間ほど来ているが、自分の住む北海道、札幌に、ふらっと気軽に
クラシックレコードを聴ける私設コンサートホールのような喫茶店があったことは幸運と言うしかない。



北海道新聞に大きく取り上げられたこともあり、お客が格段増えたようだ。
ほぼ満席だったが2組5人が帰った瞬間にこの写真を撮った。

ちゃんとおいしい珈琲。



テレビ局から取材を受けるマスター(中央)。
オーディオ&レコードルームを興味深くのぞく客(右)。
閉店需要でお客が絶えぬ店になっているので、気になっている方は早めに行くべし。


札幌都心部にまだ汲み取り便所があることは市民はあまり知らないだろう。

【過去記事】
満席で残念ながら席に着くことはできませんでした。
でも、中をちらっとですが見れて良かったです。