喫茶(COFFEE PUB)
ランプウェイ
北海道札幌市東区北6条東3丁目1-1 札幌総合卸センター内

協同組合札幌総合卸センターは昭和41年に設立され、そのビルの一角に喫茶店として入居しているのがこちらのランプウェイです。黄色のテントが目立ちますね。
総合卸センターは、JR札幌駅にとても近いため、車窓からその風景を多くの人が
みているでしょう。繁華街とは趣がまったく違う、業者のためのエリアに異世界すら感じます。
昭和41年に設立と書いてお気づきの方もいると思いますが、建物の老朽化、さらには駅前の再開発のため、総合卸センターは近々生まれ変わることになっています。
そうなると、高層ビル化されるため「業者団地」のような現在のたたずまいは消えることとなります。
ランプウェイさんは新ビルに入るのか不明ですが、この空間は長くは続きません。
総合卸センターの風景を記憶に留めるとともにランプウェイをぜひお楽しみください。
ビクターの球体スピーカー二基がぶらさがり、計16個(8×2基)のユニットから音楽が流れます。


ランプウェイさんには2000枚以上の大量のジャズレコードが保管。
マスターはジャズが大好きです。
(しかし閉店したクラシック喫茶ウィーンには高校生の頃から通っていたそうです)
ビクターの社員が勤続記念で会社から贈与されたという白いスタビライザーがありました。これはレアですね。
また、ランプウェイさんはジャズ倶楽部のほかに、オーディオ同好会、ファィターズの試合のパブリックビューイング・・・といろんな顔があります。

店内は途中で高低があり、一階・二階みたいな構成


金曜日はジャズを楽しむスペシャル企画があります。
この日もこれを目当てに訪問したってわけ。
今回は普段と違いダイヤトーンの昭和時代の機種が鳴っていました。
DIATONE DS-38BとDS-31CmkII。とてもいい音だった。
当時のダイヤトーンはさすがだな。

ランプウェイでは激レアのスピーカーが現役で使われています。
これは名機というか非常~に珍品。
マグネパンはミネソタ州の会社(1969~)だそうで、これはMAGNEPAN MG-Ⅱという1973年のスピーカー。
ノッポの割に厚さはなんと5cm未満、ほんとに特殊な内部構造なんです。
しかも金曜のジャズナイトは普段このスピーカーが鳴っています。

こちらの店はランチタイムが卸センターの職員で混雑し、店員も4名ほどになります。そのため、食事メニューも少しずつ充実されてきました。

団地のような雰囲気の卸センターはそろそろ高層ビルに変わります。


卸センターの排気塔
