
棒二森屋。
いまでは株式会社中合(福島県・イオン傘下、ダイエー子会社)の一店舗となっていますが、
北海道・函館において地元から150年間も親しまれてきた老舗百貨店なんです。
その歴史は幕末から平成の終焉まで。
大昔に森屋と棒二、ふたつのアパレル販売会社が合併したわけです。
北海道・函館において地元から150年間も親しまれてきた老舗百貨店なんです。
その歴史は幕末から平成の終焉まで。
大昔に森屋と棒二、ふたつのアパレル販売会社が合併したわけです。
私、純喫茶ヒッピーは小さい頃に函館で暮らしていました。
昭和40年前半、そのころは函館市内に高いビルはあまりなかったので、
住んでいた長屋を出て大きな通りに出ますと、
『ボーニさん』の屋上看板が遠くに小さく見えていた記憶があり、憧れの気持ちで眺めていました。
もちろん当時は幼いため、一人で出かけるなんてことはできなかったけど、あそこは高いビルで、夢のようなものが売っている、レストランもある。
棒二森屋は函館市においては中心存在のデパートでした。
彩華デパートや和光デパートもありましたが、ぼくは棒二森屋の
印象が強いです。
蛇足ですが、ぼくは当時小さな長屋に住んでいて、向かいには幼なじみの『みっちゃん(清水三千代さん)』がいた。
とても仲良しだったので、親の転勤により札幌に引っ越すことになったときはとても嫌だった。
でも母ちゃんから「新しい街(札幌)にはボーニさんくらいのデパートがいくつもあるのよ。」と聞いて心が揺れたことを思い出します。
引っ越し後、みっちゃんとはもう二度と会うことはなくなりました。
間もなく、脳の病気で死んでしまったんです。
後で知ってたくさんたくさん泣いた。
このことは胸の奥に深く刻み込まれているようで、50年経った今でも何かのきっかけで思い出すとまた同じような感情になるんですよね。

さて本題。
棒二森屋の閉店記録です。
まずは外観など。
アネックス館。
























かっこいい



この階段が一番好き。
「すずらん階段」は板とタイルによる見事な芸術ぶりです。











































ホームページもそのうち見れなくなるのかな。

ボーニさん、閉店は残念だけど記憶にずっと残ることでしょう。
■おまけ
閉店記念展示コーナーより





















