Coffee Shop らい
東京都台東区三筋2-24-10 蔵前
2013年に書いたレポートはこちら ↓ ちょうど10年前ですね。鳥越神社のお祭りの日。2023年6月10日、朝10時。
前日まで雨天が続いていたが、すっかり回復し、鳥越の祭りも賑やかになるだろう。
周囲には背の高いビルたち。人の往来が多い。
1962年から続いている「喫茶らい」は、街の移り変わりを静かに見守り続けている。
店に入ると、店の顔であったマスターは癌のため他界されていた。
でも店には昔のままの空気が香りが漂い、レコードプレイヤーが淡々と回転を続けて音楽を流している。
マスターがいないこと以外はまるでおんなじだ。
ただひたすらに、ぼんやりできる場所で在り続けている。
お祭りの提燈が店の前に置かれている。
お祭りの準備だな。
縦長のテントの中をのぞいてほしい。
外観からは見いへ「らい」の看板が隠れているから。
レンタルしている観葉植物は一定期間で種類が変わる。
他に客はいなかった。
音楽とステンドグラスと冷たいコーヒーと。
天井の照明器具。スペースエイジな時代感がいい。
自分の足と、ママさんの足と。
お祭の日ということで、ママさんはちょっとした演出を考えている。
足元のレンガの時代感。VANのステッカー。
70sのスポーツカーのシートにも似た飴色のチェア。
毎日マスターが立っていたカウンター。
お祭の日ということで、歩行者に見えるようにドアにメニュー表を貼ろうということで、ママさんは手書きメニュー表を作成中。
夏がはじまる。
二階の見学
トイレのドアノブ
ごちそうさまでしたを言って外に出ると、提燈が下がっていて、メニュー表も貼ってあった。


