
西郊ロッヂング
東京都杉並区荻窪3-38-9
(引き続き、震災前の今年2月下旬の訪問記です)

西郊ロッヂング、という不思議な名前の宿・アパート。
この宿の存在については以前、『東京ディープな宿』という本で読んだことはあったが宿泊は初めて。この著者はコラムニストの泉麻人氏で、このような本で彼の行動を知ると自分のことのようでおかしくなる。文才は比べものにならないが。 なにより氏の顔が好きでもある。
『ロッヂング』の名のつく下宿屋はそうそう残っているものではないけれども旭川市などで多少見かけたことがあるが、西郊というのは何だろう。
宿のロビーに偶然か必然かその本が置いてあり、改めて読みなおしてみるとすっかり忘れていたが実はちゃんと書かれていた。建築当時は、荻窪 ⇒ 東京の西の郊外 ということで「西郊」と表現したと著者は推測している。
さて、今ではラーメン屋の熱い競争で知られる荻窪に降り、暗く静かな中通に、和風旅館とドーム屋根の洋館が合体したような和様折衷な建物が夜に浮かんでいた。やっと念願が叶ってという心境で引き戸を流し、おじゃまする。
宿主の話ではここは1931年(昭和6年)にまかない(食事)付きの下宿屋だった。そうとうな高級下宿屋らしい。
細かなことはここであれこれ説明するより、既出の本にでているので興味のある人は読んでみてはいかがだろう。




ここでの読書はよかった


ここは文化庁登録有形文化財でもある


年代を感じさせる照明器具や暖炉、ガラスなど。

(次の記事につづく)

