純喫茶 ドール
北海道美唄市大通東1条南3丁目1-3

ひさしぶりの美唄市の純喫茶ドールさん。
遠くて頻繁には行けないけれど、私ん中で最高の喫茶のひとつ。
秋分の日の今日、ドールに行きたくって仕方なくなった。
店に入ると、ママはほんとに87才なのだろうかと思う程に元気で、もうびっくりしてしまう。今も年中無休でやっている(ゆ~りん館という温泉に行っているときは休む)が、朝、シャッターをあげる音が周辺の人たちの目ざましにもなっているという。
60年近く前、国鉄美唄駅前の喫茶(もう無い)で、ご主人を含む仲間内で、こんな話をしたそうだ。
「みんなコーヒーというものが好きになってきたから、コーヒー屋をやってみるか?」
そのときにたまたま聞こえてきた街頭放送が、
ポーラ化粧品のコルボドールという香水のコマーシャル。
この名前をもとに、美唄駅周辺に『コルボ』と『ドール』という喫茶店が誕生した。
以来、ドールは開業50年を超える。
当時、親に「喫茶店をやる」と言うと、横に女の子が座るような「カフェー(キャバレーの類のもの)」だと思われ、反対されたという。
でもなんとか開業してみると、色気のない業種だと理解してくれて喜んでくれたそうだ。
当時の喫茶店は最も繁盛した頃。
輪番を組む炭鉱の鉱夫が24時間来店し、ドールもアルバイトの女の子を10人雇っていたというから、とても想像ができない喫茶隆盛の時代だ。
やがてご主人と別れたが、ママさんはドアを好きな紫色のガラスに変更し、店内の板貼りを横にした。当時、板を貼るときは縦にしないと商売がうまくいかないと言われていたので画期的なことだったという。
以来、毎日、コーヒーを淹れる日々。
そんな昔話を今日話してくれたママさんは、ほんとうにかっこいい。
ぜひ、多くの方に、ドールに行って、コーヒーを飲みながら、ひ孫さんとフレンチブルドッグが大好きなママさんとの会話を楽しんでもらいたいと思います。








※掲載許可はママさんからいただいております

「先日、純という文字の糸へんがとれてしまって、みんながトンキッサって読んで笑うのよ。看板屋でなおしてもらったー」
【ドール関連記事】

