珈琲店
北地蔵
札幌市中央区北一条西2山京ビル 1F

この店の前身、原点となるのは『ELEVEN(イレブン)』という1988年に閉店したジャズ喫茶で、昭和後期の札幌喫茶界の名店のひとつに数えられている(と思う)。
私が始めてイレブンにいったのは大学生の頃。
間もなくバブルが弾けたのが原因かどうかはわからないが「立ち退き」により閉店となってしまった。
その頃私がよく通う喫茶店は映画館のあるビルの二階の奥にあった『楽屋』という店で、イレブンはそこに比べると訪問頻度は少ないが、それでもこの店の存在は大きい。
イレブンは1966年、北地蔵は1976年に同じ店主が開業。
北地蔵の入り口には、イレブン名物だった「赤い帽子の鉄骨人形」が引っ越してきていまも立っている。
そしてウナギの寝床のように細い店内の奥(カウンター)にはイレブンのプレートがさりげなく飾られている。
北地蔵は常連にとってはイレブンのDNAを感じつつ若き自分を思い出せる場所でもあり、初めて訪れる客にとってはハイカラモダンな雰囲気を楽しめる洒落た店であると思う。いまでは「シックな雰囲気のあるカフェ」的な印象だろうけど、オープン当時は、その斬新な店内が雑誌などで取り上げられ話題となった。
私は常連とは程遠い訪問頻度で、まさに気が向いたらたまに行く程度だけど、自分にとってはそのリズムがここにちょうど良く感じている。
それは、朝8時から夜10時まで無休でやっているし、昔からずーっとそこに居てくれる存在という安心感からなのかも知れない。
札幌時計台のすぐ裏にあり市民も観光客も誰でも行きやすい立地なので、まだ行ったことのない人はぜひ利用して欲しい。
コーヒーはやや濃いめで私には好みなのだが、苦手な人は「お湯割り」も可能。
詳しく書けないけど、先日は店主からすごい「思い出」をいただいた。
ありがとうございます。




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(別な日の北地蔵 2007年)





