
カフェ五條 (旧喫茶五条)
札幌市中央区南5条西3丁目第4グリーンビル1F

ススキノのあちこちにある(10か所以上?)グリーンビル。
昭和20年代に創業した北海道振興株式会社が手掛けているが、会社のホームページにも当時のキャバレー全盛時代の様子が紹介されている。
「モロッコ」、「白鳥クラブ」、「マイプロミス」、「アカネ」などフロア面積100坪以上の名店が四大キャバレー時代を築いたそうだ。
これはもちろん昔の話で、私が知っているのは中島公園の「グランドキャバレー・ミカド」やススキノの「マンモスキャバレー・エンペラー」、「札幌クラブハイツ」である。
ド派手なミラーボールが輝き、ダンスホールで踊るという、石原裕次郎の『夜霧よ今夜も有難う』(1967年)の世界そのもので、ゴージャスな演出により『ムード』が溢れていた良き時代だ。
高度成長期、若い独身サラリーマンは馬車馬のように働き、夜は夜でエネルギッシュに飲み歩いて最もパワフルな頃だったと思うが、彼らは『札チョン族 (札幌チョンガー)』とも呼ばれた。
以降、若い世代には「釈迦曼荼羅」や「マハラジャ」、そして最近では「キング・ムー」などディスコが流行していく。
そんなキャバレー全盛期、札チョン族全盛期、ディスコ全盛期にグリーンビルはぐんぐん増えていった。
さて、喫茶五条はグリーンビルにある喫茶である。
オーナーは変わったが、現在も知る人ぞ知るススキノ純喫茶。
訪問時は、いつもより生花が活けてあり、どうしたのかと尋ねると結婚式か何やらに行った常連の客が持ってきてくれたのだそうだ。
そのおかげで、花がいっぱいの五條さんでおいしくコーヒーを飲めた。










2016.1.22




