突然ですが・・・ムックリってご存知ですか!?
どちらかといえばレアなものなので多くの国民が知っているというものではありませんが、最近は以下の理由により注目度が確実にアップしていると思われます。
それは・・・
それは・・・
①「ウポポイ(国立アイヌ民族博物館)」がオープン!
②アイヌ文化をフューチャーしたマンガ
「ゴールデンカムイ」の人気
「ゴールデンカムイ」の人気
というわけで、ムックリを自分でもやってみたいという人が急増中。
でも実際どうやって演奏するの?でしょうか。
ネットでは、「せっかく買ったのに音でない!」という叫び?も目にしますが、ちょっとしたコツで誰でも鳴らせるようになるのです。
もちろん練習は必要ですけどね。
私はこの楽器との出会いからもう何十年も経ちましたが、
最初は鳴りませんでした。
でも要領がわかるとすぐ鳴りましたので、初心者の方向けにできるだけポイントをおさえて説明します。
最初は鳴りませんでした。
でも要領がわかるとすぐ鳴りましたので、初心者の方向けにできるだけポイントをおさえて説明します。
この記事はムックリのトリセツとしてお読みください。
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ムックリとは、雑に説明すると「口につけて鳴らす楽器」です。
もう少し丁寧に説明すると、「アイヌに伝わる楽器で、口琴と呼ばれる楽器の一種。口にあてヒモをひいて鳴らす。」です。
もっと説明しますと、「アイヌに伝わる主に竹から作られる楽器。枠と振動弁で構成され、振動弁の付け根に結ばれた紐を引き振動させることで発する音を、口腔内の息などの操作により共鳴させ、倍音に富んだ音色を自由に変化させながら奏でる口琴と呼ばれる民族楽器の一種」です。
その音は雑な説明だと「びょーん」。
もう少し丁寧に説明すると「ブン」「ボワン」「びゅーん」「ワウワウ」「ビヤッ」など。う~ん言葉で表現するのは難しい(^^;
ひょうきんな音にも感じられるため、ギャグ系効果音としてテレビなどで使われる機会が多いのですが、そもそもは非常に精神世界に触れるものであるため、神秘的・宇宙的な表情に満ちたものなのです!
この3つの流れで説明します。 ではそれぞれご確認ください。
お店に行って直接買いたい方は以下が特におすすめです。
値段は概ね1000円程度かと。
値段は概ね1000円程度かと。
■ウポポイ(民族共生象徴空間)
北海道白老郡白老町若草町2丁目3
TEL 0144-82-3914
平日 9:00〜17:00 土日祝日 9:00〜17:00
閉園日 / 月曜日 年末年始(12月29日〜1月3日)
館内ではエントランスショップと国立博物館ショップの二か所で三種類の作品を取り扱っているムックリパラダイス。
■阿寒湖アイヌコタン
北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目7-19
TEL 0154-67-2727
アイヌコタンをはじめとする阿寒湖温泉付近には多くのショップが並んでいて、ほぼすべての店で購入可能です。ここもムックリパラダイス。
また、屈斜路湖の川湯温泉街にもあります。
■川村カ子トアイヌ記念館
北海道旭川市北門町11丁目
TEL 0166-51-2461
無休 営業時間 : 9:00〜17:00 (7・8月は18時まで営業)
館内に入ると向かって左手にすぐショップがありムックリが売られています。
なお、旭川市博物館では現在取り扱っておりません。
その他の候補店(現在も取り合い会があるか不明)
■平取町立二風谷アイヌ文化博物館
北海道沙流郡平取町二風谷55
9:00〜16:30 TEL 01457-2-2892
■札幌市アイヌ交流センター(サッポロピリカコタン)
北海道札幌市南区小金湯27
TEL 011-596-5961
開館時間(8:45~22:00) 休館日:月曜日・祝日・毎月最終火曜日 年末年始休業(12/29~1/3)
■函館市北方民族資料館
北海道函館市末広町21−7
【4月〜10月】 午前9時〜午後7時
【11月〜3月】 午前9時〜午後5時
TEL0138-22-4128
ネット通販
今では超大手の通販サイトでも購入出来る時代です。
ただやはり専門店が詳しく、品質管理的にも安心。
値段は概ね1000~3000円くらいかと。
①ムックリを作る店(私のサイトです)。
記事の一番下にあるようなムックリを売っています。
記事の一番下にあるようなムックリを売っています。
②日本口琴協会通販ショップ「びやぼん屋」 で検索
③巻上公一 公式サイト で検索
ムックリはこのような構造です。
持ち方は、『竹の皮がある面(= ヒモの結び目のある面)が
自分側』に向くように持ってください (必ず!)。
下の写真は表側のものです。
※「右利き」として説明します
【左手】
最後に、より音をよく鳴らすコツ。
★振動弁の先端は口の真ん中付近にあるようにする。
★口は必要以上に大きく開けない。唇を上下から軽くあてる程度。
★弁の振動に合わせ、息を吐いたり吸ったり、強弱で変化させる。
★慣れたらもっと音に変化を出せるようになれます。
・演奏中に舌を動かす
・演奏中に唇を細かく開閉し「ワウワウ」させる
・弁の振動に合わせ、息を強く吐いたり吸ったり、強弱で変化させる
・口内だけでなく副鼻腔や喉の奥も意識してみる
いかがでしたか?
この要領を覚えたらあとは自然と鳴ってくるはず。トライ!
【注意】
・ムックリは、ヒモを引いて「弁」を振動させながら演奏しますが、慣れない方はチカラを入れすぎて壊してしまうことがあります。初めての方は特にご注意ください。
強い力でヒモを引く=大きな音がでる、ということはありません。
初心者はこれを誤解して壊したり、ヒモを切ってしまいがち。
音量は息の強さや口腔内等での共鳴の度合により変化します。
音量は息の強さや口腔内等での共鳴の度合により変化します。
「弱すぎず・強すぎず」です! 練習練習(^^)
・ヒモが切れた場合
↓
【参考】
・ヒモが切れた場合
↓
【参考】