【小樽・オタモイ秘境特集シリーズ8】
八大龍神・金吾龍神社
北海道小樽市朝里川温泉1丁目
八大龍神(八大龍王)についての説明は以下Wikipediaをご覧ください。
「八大龍神は、法華経に登場し、仏法を守護する。
難陀・跋難陀・娑迦羅・和修吉・徳叉迦・阿那婆達多・摩那斯・優鉢羅の称。」
・・・と説明されていますね。
ぼくも詳しくないからウィキったわけで。
ほんと、知らないことたくさん。
でもとても興味深い。
北海道には龍にちなんだ場所が数百ありますが、小樽にも八大龍神がいるとのことで気になっていたのですよ。
だって龍ってさぁ、実際に見たことないけどやはり特別でしょ。
なので小樽の八大龍神、それぞれどこにあるのか調べて、今後少しずつ訪ねたいと思って・・・、いや、場所はネットに情報ありました(小樽市総合博物館に聞こうとしてたんだけど、ほんとに便利だなぁネットって)。
調べていくと、三か所が非常に気になったのです。
それは…
1.八大龍神
毛無山方面にある、人知れず存在する龍神のようです。
2.穴滝
まさに山中にあり、ちょっとした登山になりそうです。
ま、今年はいろいろと登山はしているのでそのうちここも訪問機会を作りたいなと思います(ここは熊多い!のが気にはなる)。
3.金吾龍神社
小樽市蘭島のフゴッペ岬が御神域。御祭神は大元尊神と太古の龍神アラハバキ大神。
戦前は、北海道で随一の龍神神社とされたとのこと。
全力神であり、パワーが大変強いそうです。
この3つのうち、2は熊がハードルなので今後検討するとして、まず毛無山の八大龍神へ。
ということでまずは毛無峠に向かいます。
ちなみにこの地名、増毛(ましけ)と正反対ですね(;'∀')
毛無峠に到着。札幌からは車で70分ほど。
展望台には龍神様はいらっしゃいませんが、いちおせっかくなので景色を確認。
おぉ、「穴滝」のある天狗山方面です。こりゃたしかに熊の巣だわぁ。
海方面。まぁ景色は見えるけどそんなでもない。
毛無峠はむしろ道路沿いに夜景が綺麗に見える場所があって、実はそこが人気のデートスポットなんですよ。
軽く眺めて出発。
毛無峠展望台から393号線を2kmほど南下し、八大龍神付近に到着!
ずっとガードレールが続いていましたが、神様がいるためかここはガードレールが途切れていました。
そして、ほら! 参拝客が残していったお酒と水がおいてあります。
知ってる人は知ってて、ちゃんとお参り来てるんですね。
わかりにくいけど、建物がわずかに見えています。
この先に見えました。あそこが八大龍神です。
ちょっと森の中なので笹や草、木の枝など生い茂っているので行きにくく、先ほどの
お酒も路上に置いて手をあわせたのでしょう。残雪の時期が一番入りやすいかも。
せっかくなので、草をかきわけて進みます。
到着。
この看板の文字、固く閉じた扉、雰囲気あるな・・・。
入口の上には屋根がつくられていて、雪の重みで大きく凹んでいます。
一見放置されているような気がしますか?
いやいやぼくは、屋根はこれだけしっかりした建物に入っててすごく大切にされているようにも感じます。
気象条件が非常に厳しいため、コンクリート壁や屋根はそりゃこうなると思いますね。
管理されている方もいるのかもしれません。
でもどういう謂れがあるのかな。龍神は水が関わっているものですが、雨ごいあるいは水害などがあったのでしょうか(付近には朝里ダムがあります)。
鉄の扉には穴が !
きっと龍神様が出入りするためのものでしょう。
のぞきませんでした。逆に中から見られている感覚です。
結局ここまでです。
中を見たいというより、見れないと知ってて来ました。
扉の下に持ってきたお酒を捧げてお祈りして車に戻りました。
やはりここ、すごいパワーを感じますね。
皆様も機会があればぜひお参りいただけたらと思います。
さて、次は「金吾龍神社」。
手前の岩肌がすごい「フゴッペ岬」が神体です。
5000年以上もの古代から神龍がここに鎮座し、聖地(人が入ってはいけない)としてあがめられてきた場所で、尾根伝いに約3500年前の環状列石(ストーンサークル)や洞窟壁画も存在するのです。フゴッペ洞窟もそのひとつ。
現在も一般人は入ってはいけない聖域があります。
ところが、「自然災害により拝殿や鳥居等が大きな被害を受け、社務所も失われてしまいました。そのため、現在は東京(渋谷区代々木)を本宮として活動しております。小樽の境内地は「立入禁止」となっておりますのでご注意くだい」の状況です。
入れないけど足もとにお賽銭。自分もここで参拝しました。
今回はこのような形の参拝で残念でしたが、この神社は現在東京の代々木のマンションの一室にあるとのことで、さらにはwebショップもあるのですよ。
※その夜、早速お守りを購入して受け取りました♪
近所の様子。蘭島踏切。
こんな草ボーボーの廃屋もあった・・・
【小樽・オタモイ秘境特集シリーズ8】 おしまい。


