札幌市で一番高いところへ行こう!



余市岳(よいちだけ)登山  2021.7.23




余市岳は札幌市の最高峰で標高は1488m。
(赤井川村と札幌市南区をまたいでいる山)

とても大きくて、雄大な山です。行きたい。

でもぼくはアラ60のじじいで、特に山男でもないから、そんなに体力はない。


でも、この時期(7月下旬)は、こんなぼくでも余市岳を登れるスーパーチャンスが到来していた。

それは、期間限定、夏のゴンドラリフトが運航しているということ。









下の図を見てほしい。
これは持参した山のガイドブックのページをゴンドラリフトに乗りながら撮ったもの。
右下のキロロリゾート『Pマーク』まではマイカーで行って(駐車無料)、そこから『朝里岳パノラマゴンドラ』を使って一気に『
朝里岳山頂駅(標高1,180m)』へ。

降りたら『余市岳登山口』があるので、そこから登山するという計画。

余市岳登山のルートの中では
最もビギナー向けのラクラクコース
なのだ。

ゴンドラは往復1500円かかるけど、時間と体力をめちゃくちゃ節約できる。そう考えるととっても安いし、全長3,300mのゴンドラから堪能できる1000m級の山々の眺めは最高。

ぼくの場合、乗る以外には選択肢は無し!


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上の地図の『たけのこ自生園』が気になるけど、今は余市岳に集中しよっと。


ここからゴンドラリフトに乗ります。
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看板に出てるけどゴンドラ終了は15:00とのこと。
つまり最終便の出る15:00までには余市岳から下山していないと、帰りは長距離歩くはめになってしまう。

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いよいよ出発! 気分最高ねっ。

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15分の空中散歩がいきなり楽しかった。
帰りも乗れると思うと嬉しーな。


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ここはもう標高1,180mで朝里岳の山頂近くだ。
正面に鐘があるぞ。


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わかります…?  
最高記録はあの看板のとこまで雪が積もったってことなんです。

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お、腕時計のような掛け時計だ。
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ルピナスが一面に咲いてる…

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余市岳登山口はすぐに分かった。
計画では
ここから2時間登れば山頂に着く。

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竹の海! 
北海道の場合、竹といえばほとんどが「根曲がり竹」という細い竹。
この朝里岳山頂付近は、『飛行場』と呼ばれる平坦な大地になっています。

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進み始めるとすぐにこんな道…。
陥没しててとても歩きにくいぞ。


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こんな道がしばらく続く。ま、仕方ない。
そして嫌だったことがひとつ。
スズメバチがずっとついてきている。
からだのまわりをブンブンしてうるさいし怖い。
進んでも、また違う巣のスズメバチにからまれる。

結局、スタート→山頂→リフト駅の全工程でスズメバチに絡まれ続けていた(^^;。



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登山道の途中の標識
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一度下って、また上がる仕組み。
登山道が見えてますね。

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この竹、もう少し太ければ楽器作っちゃうんだけどなぁ。
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定山渓天狗岳とかが見えてる(この一か月後登頂)
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7合目あたりではこんな岩ゴロゴロの道に変化した

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ハイマツだらけで景色が高山じゃな。山頂は近いぞ。


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おお、あそこが山頂だ。誰か飯くってるし。

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ところがこれは見晴台だった。
山頂からの景色はさほどでもないので、みなさんここでメシにするパターンが多いようだ。



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駐車場では晴れていたのにな、雲が湧いて流れてくる。

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あらま、両手が落ちちゃってるけど、守ってくれている。
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山頂への道はこんな感じ。寝るように生えるマツが邪魔。
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景色が開けた。独特の雰囲気。なんかここ、世界が違うよ…。

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植物詳しくない。これなんだろ?

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あれが山頂かな

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脇道になんかあった。

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山頂!  やはり2時間近くかかった。


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たしかに眺望はあまりなかった。
五分ほど滞在してさっきの見晴台で休憩だ。

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白い花?

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黄色い花

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黄色いお花畑

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下山中
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15:00の最終ゴンドラリフトになんとか間に合うよう急ぎ気味に。


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間に合ったけど、ギリギリだった!
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駐車場近くのキロロのエントランス。
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登り2時間、下り1.5時間、休憩やリフトやなんだかんだで5時間。
自分としてはちょうど良き疲労度。
これ以上だと辛さのほうが勝るな。

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しかしこの一か月後、体力限界突破の登山を体験してしまった……(◎_◎;)


(定山渓天狗岳登頂記 ↓ 必見でござる。)