これまで数々のタコ滑り台や個性派遊具を追いかけてきたけれど、
今回の主役は――堂々たるカブトムシだ。
「芸術の森」にほど近い常盤公園には、子どもたちの夢をそのまま形にしたような、
大きなカブトムシの滑り台が静かに佇んでいる。
そしてその足元には、まるで忠実な家来のように、黒光りするクワガタムシの遊具が控えている。
王者カブトムシと、その傍らに寄り添うクワガタ。
昆虫たちの小さな王国が、土の匂いの中にそっと息づいている。
今日も子どもたちの歓声を浴びながら、
この“巨虫”たちは誰かの思い出をゆっくりと刻み続けている。