バスハウス のその後。
2013年、ふと道ばたで出会った奇妙な建物があった。
名を「バスハウス」という(勝手にそう呼んでいた)。
古いバスがそのまま建物へと姿を変え、まるで時間の流れに取り込まれたかのように佇んでいる。初めて目にしたときは、本気で目を疑った。バスが“停まっている”のではなく、“住み着いている”のだ。
レトロなパステルグリーンの塗装が、かつての車体の面影をやわらかく包み込み、建物とバスの境界は曖昧なまま溶け合っている。
バウハウスならぬ、まさしく“バスハウス”。
下に当時の記事リンクも貼るが、まずはこの写真を眺めてほしい。


その後、外壁(?)が補修のためかリペイントされた。
2016年はこんな色合いに変化。べっとりと濃いグリーンになった。


あの建物はいまどうなっているのか、と時折たずねられる。
そのたびに、答えを飲み込んでしまう自分がいた。
悲しくて、これまで写真を載せる気持ちになれなかった。
けれど、現状を語るなら――今はこうなっている。
静かに時を重ねてきた“バスハウス”の物語が、そっと別の章へと移り変わってしまったのだ。
普通じゃん。
もうここに来ることはないだろう…
2013年
2016年


