今回は三笠市の蛇行した幾春別川(いくしゅんべつがわ)沿いにたたずむ住友炭鉱住宅の様子について。
解体が進み、棟数も残り少なくなっています。
以前お話したことありますが三笠市は訪問販売によく出かけたエリアでした。
昭和の頃は、家に突然物販のセールスマンがやってきて商売を始めるなんてことはよくありました。
歓迎されないかというと、半々。つまみ出されることもあれば、すぐ買ってくれる人もいれば、半々。
現代は世の中に個人情報保護法があったり、セキュリティの意識が高かったり、人を介さずして買い物もできるネット普及していますが、当時は個人情報は非常に開放的で、たとえば雑誌には「売ります買いますコーナー」や「ペンフレンド(文通)募集コーナー」があって、住所氏名も掲載されていました。
家にもカメラドアホンやオートロックなどはなく、普通の呼び鈴のみ。近所づきあいも大事で、人々が道端で雑談している風景は今とは比較にならないほど良く見る光景でした。
買い物も対面・現金が当たり前。
だから飛び込みセールスも成り立ったんですよね。
2013年の様子はこの記事 ↓ でレポートしています。
2016年の様子
この時は寄るつもりはなかったのだけど、夕日に映えてとても綺麗な風景だったんで車を降りました。
さて、自分の中では最新の2020年7月の様子。
居住者は随分少なくなっているようです。
2013年のブログでも書きましたが、物販のため訪れ、ここで住人の方とお話ししたり、家のまわりで元気に遊ぶたくさんの子供と遊んだセピア色の思い出が。
夏は良いけど冬はたいへん寒い昔のつくりの住居で、周囲には食材を購入できる商業施設もなく(車による移動販売はあります)、暮すにはけっこう大変な場所。
外に出ている住民がいなかったので今回はお話できなかったけど、洗濯物も干してあります。減ったと思うけど現在は何世帯なのかな。
ルピナスと炭住。