【小樽・オタモイ秘境特集シリーズ1】
すごすぎる景色!!
白龍胎内巡り~下赤岩山に行ってきた♪
本日より【小樽・オタモイ秘境特集シリーズ】として連載します。
いつかやってみたいと思ってたんですよね。
やや危険だしかなり体力を使うレポートです。
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シリーズの記念すべき1回目は、『白龍胎内巡り』です。
『白龍胎内巡り』って変わった名前ですよね。
つまり登山なんですが、歩いているとまさに龍の体内を複雑に進むような複雑な地形・景色のギミックがあり、デンジャラス&ハッピーなコースなんです。
まさに自然が作った珍スポ中の珍スポ。
いや、それ以前に「修行僧が白龍を見た」という伝説&パワースポットなのです。
今回はコースを8つに分類してたくさんの写真とともにご案内します。
Googleマップ
①登山口
11:05 登山開始
小樽水族館の上にある「ノイシュロスホテル」。
1965年の創業から2002年まで営業してた「天望閣」のあとに入ったホテルで、この回転レストランは、現在はスイート系の特別室。
ホテルをさらに50mくらい超えた山地に数台分の駐車スペースがあります。車を降りて更に上へ50mほど進めば、遊歩道への入り口。
この遊歩道は「小樽海岸自然探勝路」といって、祝津から「オタモイ」まで、赤岩山(371m)の頂上付近及び下赤岩山(約278m)の頂上を経由する約5.5キロメートルの探勝路です。
今回のコースは、「それ、登山て呼べんの?」という声が聞こえてきそうな、
下赤岩山(たったの約278メートル)の展望台をゴールに設定しました。
低山といっても侮れません。
では今回のゴールである展望台の景色を最初から惜しげもなくお見せします。
ほら、絶景。
展望台からは、奇岩や断崖絶壁が連なるオタモイ海岸の一部と真っ青な日本海が見渡せます。
実はこの景色見るには、遊歩道を使えば、ぼくでも20分程度で着いちゃいます。
コースも山道ながら整備されており、危険もほとんどありません。
ただ、この景色にわざわざ苦労して辿り着く地獄のコースがあるんですよ。それが、誰が呼んだか「白龍胎内巡り」。
(地獄って書きましたが超楽しかった)
どんなとこを登るのかというと・・・遠景がこの写真(下山後に撮影)。
【今回のコース】
(行き) (ゴール) (帰り)
駐車場→遊歩道→白龍胎内巡り→下赤岩山山頂展望台→遊歩道のみで駐車場へ
さて、遊歩道をすすめばすぐに見えるのが、何かの石碑。
枯れた木に布が絡めてあって、どこかチベット的・・・。
昭和三十三年「受神」って書いてある。
けど、日付部分と「受神」の字体が違いすぎ。別人が彫ったのだろうか。
それにしても良い天気。気温も高すぎず、風はそよ風程度。
石碑からホテル望む
②登山口
最初は遊歩道なのでラクラク。
やがてほら鳥居が見えます。遊歩道の外にある鳥居です。
おそらく危険なため推奨されず、地図看板にも載っていません。
「白龍胎内巡りを知っているなら自分の責任で分かれ道を行きなさい。命の補償はしないけどせめて鳥居ををくぐり安全祈願を。」ということでしょうか。
案内板には「白龍胎内巡り」は記載なし。
「赤岩白龍本院」の鳥居でした。そう、ここ霊場で赤岩二丁目にある赤岩白龍院が管理しています。
お地蔵様も見守っています
参道はさっきの遊歩道と違って、いきなり難易度が数段アップ。
斜めになっていたり木の根があったりで、滑落しそう。この道きらい。
あ、神様の使い。ちょっと山にお邪魔してますのでよろしくお願いします。
このコース、実は下っています。
つまり遊歩道から山頂へのコースはまっすぐ上がるのに、こっちはわざわざ一旦下ってから、頂上を目指すということ。最高だね…。
こわごわ進むと急にゴツゴツとして景色に切り替わってきます。
「大黒岩」が見えたらいよいよ胎内巡りの開始というわけ。
③断崖絶壁のガレ場
そして突然この景色が出現します。
最初に目たときは誰もが絶句する断崖絶壁のゴッツゴツな岩場の連続。
ここでこう呟いた登山者は多いことでしょう、「ホントにここ登るの…!?」
いくつかロッククライミング用のロープが垂れ下がっている
とにかく慎重に前に進みます。
この登山に体力はいらないけど、集中力がないと滑落する可能性大。
さらに頭上にそびえるガケから、石が落ちてこないか非常に怖い。
ヘルメット着用必須!
まるで異世界のような光景。映画の中に紛れ込んだかのよう。
でも、絶景。
足元は石が細かく滑りやすいのでロープを引きながら進みます。
気が付けば岩の隙間から海が輝いていた☆
慎重に歩を進めます!
④途中の展望台
ここを登りきると、オーシャンビューの休憩スペースがあります。
ほんとうに素晴らしい景色…!
右上の無人島はトド岩。
春先は数十のトドの休息しているそうですよ。
高度感がめちゃくちゃすごい。足元にはくれぐれも注意して。
さっき上ってきた岩場が見下ろせました
ほんの少し、ノイシュロスホテルが見えています
⑤仏像洞窟
展望台から少し行くと、洞窟が見えてきます。ここがまた印象的な場所。
かなり大きな仏像もあり、とても神々しい空気。
せっかくなのでお祈りや休憩をしましょう。
誰がここまで担いできたのでしょうか。驚きますね。
空海のほか赤岩洞窟で厳しい修行をして悟り、白い龍と会った高尾了範の名前も彫られています。
入口の反対側にも穴があり、風が通り抜けて気持ち良いです。
そして暗い穴の中から海が鮮明に見えるのですよ。
これ以上進めば崖下に落下するので注意しましょう。
あ、モーターボートだ。
山を下りたらこういうやつで「青い洞窟」に行くツアーに行くつもり。
二つの穴の位置関係。右が入ってきた穴です。
天井にも穴が続いているようです
写真撮らせてくださいねと言いながら撮りました
※ほかにも洞窟はあるようですが何故か気が付きませんでした
⑥ハシゴの世界
とにかく面白いです。ギミックてんこ盛り。
アドベンチャーでありアスレチックな刺激的コースは飽きません。
目の前にハシゴが続く光景。
誰が設置してくれたのか不明ですが、このおかげで大変進みやすいです。
手と足、ぜんぶ使って慎重に。
ハシゴが一部ない部分もあるけどあまり気にしないで進みましょう。
斜面のハシゴを登りきるとこんどは垂直のハシゴがあります。
⑦風の絶壁仏像
岩肌が美しい3か所目の休憩所には、仏像が4体並んでいます。
以前ネパールかタイで似たような場所を見たような気がする・・
マーブルな岩肌がとてもきれいなんです。
鎖を使って岩の突起の上にも行けます。
真ん中に穴の開いた岩、「窓岩」が見えます。
吸い込まれそう…
さあ、ゴールまでもう少し!
このあたりはロープではなく鎖が続いています。
そうそう、ここに来るときは軍手は必需品ですからあらかじめ用意して来てください。
⑧下赤岩山 展望台(今回のゴール)
到着 12:30
白龍胎内巡りと遊歩道コースの合流点が、下赤岩山の山頂で、冒頭に載せた海を見下ろす展望台。到着です!
ワイヤーぐるぐるの上に神様がいます。
危ないのでやめましたがここまでワイヤーたどって行けるようです。
もう一方の岩峰にも白い仏像
水平線が白いベールに包まれ、はっきり見えるより神秘的。
テーブル岩(テーブルリッジ)と呼ばれる展望台からの絶景は必見に値します。
一番てっぺんには不動明王様。昭和28年と彫られています。
それにしても美しい海。北海道ではいわゆる「積丹ブルー」と言われる色ですね。
トド島
ノイシュロスホテルを望遠で。
あ、カラスが。
鳥ってどんなところでもススーっと行くことができてすごいなぁと感じました。
帰りは遊歩道で下山。なんと10分で車のところに到着しました。
もし白龍胎内巡りコースで戻ったらどれほど大変なことでしょう・・・・(+o+)
ここにもお地蔵様が。
実はこの後、上から眺めていた海をモーターボートで疾走します。
次回の記事、「青の洞窟クルーズ」をお楽しみに。
なお、この記事「 白龍胎内巡り」はなんとYoutube版もあります。見てね。
<最後に念のため。>
先ほどから書いていますが、このコースはロープやハシゴ、鎖を駆使してクリアすることになります。
綺麗な景色にうっとりしすぎたり、油断すれば滑落して「間違いなく死ぬ」というポイントだらけ。山に慣れていない方は近づかず、遊歩道コースが無難です。
また、ゴムつき軍手が必須です。
靴はスニーカーでも大丈夫ですが、できれば登山靴が良いでしょう。
■関連記事 2022年訪問
すごすぎる景色!!
白龍胎内巡り~下赤岩山に行ってきた♪
本日より【小樽・オタモイ秘境特集シリーズ】として連載します。
いつかやってみたいと思ってたんですよね。
やや危険だしかなり体力を使うレポートです。
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シリーズの記念すべき1回目は、『白龍胎内巡り』です。
『白龍胎内巡り』って変わった名前ですよね。
つまり登山なんですが、歩いているとまさに龍の体内を複雑に進むような複雑な地形・景色のギミックがあり、デンジャラス&ハッピーなコースなんです。
まさに自然が作った珍スポ中の珍スポ。
いや、それ以前に「修行僧が白龍を見た」という伝説&パワースポットなのです。
今回はコースを8つに分類してたくさんの写真とともにご案内します。
Googleマップ
①登山口
11:05 登山開始
小樽水族館の上にある「ノイシュロスホテル」。
1965年の創業から2002年まで営業してた「天望閣」のあとに入ったホテルで、この回転レストランは、現在はスイート系の特別室。
ホテルをさらに50mくらい超えた山地に数台分の駐車スペースがあります。車を降りて更に上へ50mほど進めば、遊歩道への入り口。
この遊歩道は「小樽海岸自然探勝路」といって、祝津から「オタモイ」まで、赤岩山(371m)の頂上付近及び下赤岩山(約278m)の頂上を経由する約5.5キロメートルの探勝路です。
今回のコースは、「それ、登山て呼べんの?」という声が聞こえてきそうな、
下赤岩山(たったの約278メートル)の展望台をゴールに設定しました。
低山といっても侮れません。
では今回のゴールである展望台の景色を最初から惜しげもなくお見せします。
ほら、絶景。
展望台からは、奇岩や断崖絶壁が連なるオタモイ海岸の一部と真っ青な日本海が見渡せます。
実はこの景色見るには、遊歩道を使えば、ぼくでも20分程度で着いちゃいます。
コースも山道ながら整備されており、危険もほとんどありません。
ただ、この景色にわざわざ苦労して辿り着く地獄のコースがあるんですよ。それが、誰が呼んだか「白龍胎内巡り」。
(地獄って書きましたが超楽しかった)
どんなとこを登るのかというと・・・遠景がこの写真(下山後に撮影)。
【今回のコース】
(行き) (ゴール) (帰り)
駐車場→遊歩道→白龍胎内巡り→下赤岩山山頂展望台→遊歩道のみで駐車場へ
さて、遊歩道をすすめばすぐに見えるのが、何かの石碑。
枯れた木に布が絡めてあって、どこかチベット的・・・。
昭和三十三年「受神」って書いてある。
けど、日付部分と「受神」の字体が違いすぎ。別人が彫ったのだろうか。
それにしても良い天気。気温も高すぎず、風はそよ風程度。
石碑からホテル望む
②登山口
最初は遊歩道なのでラクラク。
やがてほら鳥居が見えます。遊歩道の外にある鳥居です。
おそらく危険なため推奨されず、地図看板にも載っていません。
「白龍胎内巡りを知っているなら自分の責任で分かれ道を行きなさい。命の補償はしないけどせめて鳥居ををくぐり安全祈願を。」ということでしょうか。
案内板には「白龍胎内巡り」は記載なし。
「赤岩白龍本院」の鳥居でした。そう、ここ霊場で赤岩二丁目にある赤岩白龍院が管理しています。
お地蔵様も見守っています
参道はさっきの遊歩道と違って、いきなり難易度が数段アップ。
斜めになっていたり木の根があったりで、滑落しそう。この道きらい。
あ、神様の使い。ちょっと山にお邪魔してますのでよろしくお願いします。
このコース、実は下っています。
つまり遊歩道から山頂へのコースはまっすぐ上がるのに、こっちはわざわざ一旦下ってから、頂上を目指すということ。最高だね…。
こわごわ進むと急にゴツゴツとして景色に切り替わってきます。
「大黒岩」が見えたらいよいよ胎内巡りの開始というわけ。
③断崖絶壁のガレ場
そして突然この景色が出現します。
最初に目たときは誰もが絶句する断崖絶壁のゴッツゴツな岩場の連続。
ここでこう呟いた登山者は多いことでしょう、「ホントにここ登るの…!?」
いくつかロッククライミング用のロープが垂れ下がっている
とにかく慎重に前に進みます。
この登山に体力はいらないけど、集中力がないと滑落する可能性大。
さらに頭上にそびえるガケから、石が落ちてこないか非常に怖い。
ヘルメット着用必須!
まるで異世界のような光景。映画の中に紛れ込んだかのよう。
でも、絶景。
足元は石が細かく滑りやすいのでロープを引きながら進みます。
気が付けば岩の隙間から海が輝いていた☆
慎重に歩を進めます!
④途中の展望台
ここを登りきると、オーシャンビューの休憩スペースがあります。
ほんとうに素晴らしい景色…!
右上の無人島はトド岩。
春先は数十のトドの休息しているそうですよ。
高度感がめちゃくちゃすごい。足元にはくれぐれも注意して。
さっき上ってきた岩場が見下ろせました
ほんの少し、ノイシュロスホテルが見えています
⑤仏像洞窟
展望台から少し行くと、洞窟が見えてきます。ここがまた印象的な場所。
かなり大きな仏像もあり、とても神々しい空気。
せっかくなのでお祈りや休憩をしましょう。
誰がここまで担いできたのでしょうか。驚きますね。
空海のほか赤岩洞窟で厳しい修行をして悟り、白い龍と会った高尾了範の名前も彫られています。
入口の反対側にも穴があり、風が通り抜けて気持ち良いです。
そして暗い穴の中から海が鮮明に見えるのですよ。
これ以上進めば崖下に落下するので注意しましょう。
あ、モーターボートだ。
山を下りたらこういうやつで「青い洞窟」に行くツアーに行くつもり。
二つの穴の位置関係。右が入ってきた穴です。
天井にも穴が続いているようです
写真撮らせてくださいねと言いながら撮りました
※ほかにも洞窟はあるようですが何故か気が付きませんでした
⑥ハシゴの世界
とにかく面白いです。ギミックてんこ盛り。
アドベンチャーでありアスレチックな刺激的コースは飽きません。
目の前にハシゴが続く光景。
誰が設置してくれたのか不明ですが、このおかげで大変進みやすいです。
手と足、ぜんぶ使って慎重に。
ハシゴが一部ない部分もあるけどあまり気にしないで進みましょう。
斜面のハシゴを登りきるとこんどは垂直のハシゴがあります。
⑦風の絶壁仏像
岩肌が美しい3か所目の休憩所には、仏像が4体並んでいます。
以前ネパールかタイで似たような場所を見たような気がする・・
マーブルな岩肌がとてもきれいなんです。
鎖を使って岩の突起の上にも行けます。
真ん中に穴の開いた岩、「窓岩」が見えます。
吸い込まれそう…
さあ、ゴールまでもう少し!
このあたりはロープではなく鎖が続いています。
そうそう、ここに来るときは軍手は必需品ですからあらかじめ用意して来てください。
⑧下赤岩山 展望台(今回のゴール)
到着 12:30
白龍胎内巡りと遊歩道コースの合流点が、下赤岩山の山頂で、冒頭に載せた海を見下ろす展望台。到着です!
ワイヤーぐるぐるの上に神様がいます。
危ないのでやめましたがここまでワイヤーたどって行けるようです。
もう一方の岩峰にも白い仏像
水平線が白いベールに包まれ、はっきり見えるより神秘的。
テーブル岩(テーブルリッジ)と呼ばれる展望台からの絶景は必見に値します。
一番てっぺんには不動明王様。昭和28年と彫られています。
それにしても美しい海。北海道ではいわゆる「積丹ブルー」と言われる色ですね。
トド島
ノイシュロスホテルを望遠で。
あ、カラスが。
鳥ってどんなところでもススーっと行くことができてすごいなぁと感じました。
帰りは遊歩道で下山。なんと10分で車のところに到着しました。
もし白龍胎内巡りコースで戻ったらどれほど大変なことでしょう・・・・(+o+)
ここにもお地蔵様が。
実はこの後、上から眺めていた海をモーターボートで疾走します。
次回の記事、「青の洞窟クルーズ」をお楽しみに。
なお、この記事「 白龍胎内巡り」はなんとYoutube版もあります。見てね。
<最後に念のため。>
先ほどから書いていますが、このコースはロープやハシゴ、鎖を駆使してクリアすることになります。
綺麗な景色にうっとりしすぎたり、油断すれば滑落して「間違いなく死ぬ」というポイントだらけ。山に慣れていない方は近づかず、遊歩道コースが無難です。
また、ゴムつき軍手が必須です。
靴はスニーカーでも大丈夫ですが、できれば登山靴が良いでしょう。
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