【小樽・オタモイ秘境特集シリーズ 11】
山中海岸
【小樽・オタモイ秘境特集シリーズ】の連載11回目となる今回は、秘境の海岸レポートです。
海岸といっても、おしゃれな「ビーチ」のイメージとは程遠く、岩石だらけで、しかも着くには登山が必要…。
今回も運動を兼ね、体を張って行って参りました…。
「小樽出羽三山神社」横に、このような案内板があります。
手書きで心細い案内ながら、心強い。
右に進むとトレッキングコース赤岩方面。今回はまっすぐ進みますよ。
実はここはすでに「小さな山の上」といいますか、高台なので、登山道はいきなり「下り坂」。
路面は山道なので土なんだけど、あちこち岩混じりなのでつっかかって転倒しないように。
進むと、車が転落している!
なぜこんな細い山道に車が。どこから来た!?となりますよね。
昔はこのあたりまでなんとか車で入れるような状況だったようです。
ま、勇猛果敢(というか無謀)なチャレンジャーしか来なかったでしょうけど。
放置車が好きなもんでもう一枚。
途中いくつかの分かれ道があるけど、たいていはつながっているようなのでそんなに心配はありません。できるだけ人が歩いた痕跡の強いほうを選んでください。
淡々と下山すると、急に植物が増えてきます。
草はどんどんエスカレートして、身長172cmの僕なんかすっぽり頭の上まで草の中。
道であることは感じられるのでかきわけかきわけ進みます。
あ、ここに行ってみようと思われている方なら大丈夫と思いますが、一応書いときますと、
クモやら正体不明の虫やらがまとわりつきます。
もちろん草にかぶれます。けっこう長いのでお気をつけて。
この草のトンネルのようなところを抜けると、山中海岸に到着します。
さすがオタモイ。岩だらけ。
スニーカーで到着した人は苦戦するでしょう。硬い底のトレッキングシューズがおすすめです。
草むらから海岸にでるポイント。
岩のあちこちに海水だまりがあって、海辺の生き物の採取には最高です。
なぞのコンクリートブロックの建造物。
船で運んできたのでしょう。でも何のため?
「これは"赤岩温泉"の施設の残骸」と聞いたこともありますが、赤岩温泉はここからさらに800メートルほど東だったような…?
漁業の番屋もいくつかあったようなので冬季に船を保管するなどの漁業関係施設でしょうか??
ところで小樽市史によると、赤岩海岸(山中海岸の東隣り)には赤岩温泉という2階建の温泉旅館があったと記録され、写真も残っています。
<明治の末頃、赤岩山中海岸近くに、鉄鉱泉で赤色をなす冷泉が噴出、森なる人物が海上から木材を運び、ここに木造二階建ての豪華な造りの宿を建て赤岩温泉と称した>
先日紹介したオタモイ遊園地の龍宮閣ができる30年以上前のことなんです。
昼顔?と岩石のコンビネーションはとても美しいです。
誰かのキャンプ跡。どんな料理をつくったのかな。
岩場の多肉植物
綺麗な高山植物っぽい(←名前わからない(^^;)のがあちこちにありました。
チャラセナイの滝。アイヌ語で崖の滝というような意味で、崖から出ている同名の滝は北海道に何か所かあります。
幕末の探検家、松浦武四郎氏もこの辺歩いていたそうです。
しかしすごい人だな。同行したかった。
山中海岸には"シーグラス"が多く見つかりました。
そろそろ帰路へ。
出羽三山神社からは下ってきたので今度は「登り」です。
申し遅れましたが、山中海岸は「フナムシ」が大量に発生しているのと、実は「マムシ」がたくさんお住まいになっているので、くれぐれもご注意ください。
もしここで嚙まれたら、一時間以内に病院に行けないのできわめて危険です。
携帯の電波はドコモは届いてたようなので119番などに連絡し、小樽港からのモーターボートかドクターヘリで救助を待つしかありません。
岩登りのスポットへの道もあり寄ってみました。
登山途中、なんだかとても疲労感を感じます。車に戻るともうぐったり。
実はこの前日、コロナワクチンを注射していまして、どうやら副反応中だったみたいでして…。
家にもどったら38度以上の熱がありました(;'∀')。
山中海岸
【小樽・オタモイ秘境特集シリーズ】の連載11回目となる今回は、秘境の海岸レポートです。
海岸といっても、おしゃれな「ビーチ」のイメージとは程遠く、岩石だらけで、しかも着くには登山が必要…。
今回も運動を兼ね、体を張って行って参りました…。
「小樽出羽三山神社」横に、このような案内板があります。
手書きで心細い案内ながら、心強い。
右に進むとトレッキングコース赤岩方面。今回はまっすぐ進みますよ。
実はここはすでに「小さな山の上」といいますか、高台なので、登山道はいきなり「下り坂」。
路面は山道なので土なんだけど、あちこち岩混じりなのでつっかかって転倒しないように。
進むと、車が転落している!
なぜこんな細い山道に車が。どこから来た!?となりますよね。
昔はこのあたりまでなんとか車で入れるような状況だったようです。
ま、勇猛果敢(というか無謀)なチャレンジャーしか来なかったでしょうけど。
放置車が好きなもんでもう一枚。
途中いくつかの分かれ道があるけど、たいていはつながっているようなのでそんなに心配はありません。できるだけ人が歩いた痕跡の強いほうを選んでください。
淡々と下山すると、急に植物が増えてきます。
草はどんどんエスカレートして、身長172cmの僕なんかすっぽり頭の上まで草の中。
道であることは感じられるのでかきわけかきわけ進みます。
あ、ここに行ってみようと思われている方なら大丈夫と思いますが、一応書いときますと、
クモやら正体不明の虫やらがまとわりつきます。
もちろん草にかぶれます。けっこう長いのでお気をつけて。
この草のトンネルのようなところを抜けると、山中海岸に到着します。
さすがオタモイ。岩だらけ。
スニーカーで到着した人は苦戦するでしょう。硬い底のトレッキングシューズがおすすめです。
草むらから海岸にでるポイント。
岩のあちこちに海水だまりがあって、海辺の生き物の採取には最高です。
なぞのコンクリートブロックの建造物。
船で運んできたのでしょう。でも何のため?
「これは"赤岩温泉"の施設の残骸」と聞いたこともありますが、赤岩温泉はここからさらに800メートルほど東だったような…?
漁業の番屋もいくつかあったようなので冬季に船を保管するなどの漁業関係施設でしょうか??
ところで小樽市史によると、赤岩海岸(山中海岸の東隣り)には赤岩温泉という2階建の温泉旅館があったと記録され、写真も残っています。
<明治の末頃、赤岩山中海岸近くに、鉄鉱泉で赤色をなす冷泉が噴出、森なる人物が海上から木材を運び、ここに木造二階建ての豪華な造りの宿を建て赤岩温泉と称した>
先日紹介したオタモイ遊園地の龍宮閣ができる30年以上前のことなんです。
昼顔?と岩石のコンビネーションはとても美しいです。
誰かのキャンプ跡。どんな料理をつくったのかな。
岩場の多肉植物
綺麗な高山植物っぽい(←名前わからない(^^;)のがあちこちにありました。
チャラセナイの滝。アイヌ語で崖の滝というような意味で、崖から出ている同名の滝は北海道に何か所かあります。
幕末の探検家、松浦武四郎氏もこの辺歩いていたそうです。
しかしすごい人だな。同行したかった。
山中海岸には"シーグラス"が多く見つかりました。
そろそろ帰路へ。
出羽三山神社からは下ってきたので今度は「登り」です。
申し遅れましたが、山中海岸は「フナムシ」が大量に発生しているのと、実は「マムシ」がたくさんお住まいになっているので、くれぐれもご注意ください。
もしここで嚙まれたら、一時間以内に病院に行けないのできわめて危険です。
携帯の電波はドコモは届いてたようなので119番などに連絡し、小樽港からのモーターボートかドクターヘリで救助を待つしかありません。
岩登りのスポットへの道もあり寄ってみました。
登山途中、なんだかとても疲労感を感じます。車に戻るともうぐったり。
実はこの前日、コロナワクチンを注射していまして、どうやら副反応中だったみたいでして…。
家にもどったら38度以上の熱がありました(;'∀')。