雪の深川(ふかがわ)その5。
連載してきた冬の深川市のレポートのトリはこちらの自転車屋さんです。
外観からしていかにも昭和から続いている風格を感じる自転車屋さんで、
なんだかファンタジーなものも飾ってあるので気になって仕方がない。
それに、自転車が趣味でもあるので、旅でこういう店を見つけるとまず入ってみたくなる性分なんで、中に入ってみた。
すると店主が「はいはいどうぞー」と迎えてくださり、
「札幌から観光に来て、歩いていたら自分好みの昭和の自転車屋さんを見かけたので入りました。ちょっと拝見しても良いですか?」と聞くと、一見の観光客相手とは思えぬ超フレンドリーでめちゃくちゃ気さくなトークが始まった。
このときは暖房が入っていない冷たい店内だったけど、あたたかみ100%のトークが楽しく、
一時間以上も滞在してしまった。
下の写真 ↓ わかります?ドラえもんやプーさんの「ぬい」、さらにはこまごまとフィギュアも飾っている。
「郵政省推薦」。。。すご!
店主によると、北海道郵政から郵便配達の赤いバイク(カブ)の販売と保守をまかされていたのだそう。
拡大 ウルトラマン、仮面ライダー、アニメっぽいのもある

空き缶で作ったカザグルマもあるぞ
左上に飾っている額はすごかった。
この店が全国トップの販売実績をあげてスズキから表彰された記念品。
日本一ってことですよね。
授賞式に招かれたそうです(スズキだから静岡かな?)。
床には大きめの石?木?がゴロゴロ。
せっかくとても詳しく説明してくれたのに、これが何だったかあまり覚えてない…。
「とても貴重なもの」ということは覚えているんだけど…。
カゴの中には花束! かわいい。
壁は自転車だらけなんだけど、自転車じゃないものも多数展示されている。
なかでも、写真は店主が撮影したものも多数あり、プロの出来栄え。
そのほかに、昔流行した時計付きパネルや昭和の飾り額もあり興味深くひとつひとつ鑑賞。
中でもこの二枚の出来栄えは素晴らしい写真!
この店主さん、整備、写真などなど、なんでもできちゃうんですね。
下の写真が一番感動した作品。すごくすごく好き。
さらに天井には立派な魚拓。
天井には高級喫茶ばりのシャンデリア。
貴重な自転車もたくさんある。
いいことが起きそうな額縁。
花がいいなぁ。
あこのジュニアスポーツ車は・・・!
ナショナルのスーパーソニックだ。
この手の自転車は今、プレミアムがついて高値で取引されているけど、売って欲しいというお客さんがきても貴重だから売らないほうがいいですよと釈迦に説法のようなことを話すと、ぜんぶご存じで、これは売らないとのこと。良かった。
ハブ毛をまとめて購入。
スポーツ車用泥除け。これも貴重だけどけっこう持ってるので買わなかった。
ペプシの缶は灰皿ね。
木彫りもあるね
OTTOのステレオセットやアナログレコードもたくさん。
ダブルカセットの赤いラジカセ。
天井の電器配線まわりも年季がすごい。
素晴らしい自転車屋さんだったのです。


